ルワンダ医師研修事業 受入れ報告 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ルワンダ医師研修事業 受入れ報告

岡山県国際貢献ローカル・トゥ・ローカル技術移転事業の助成を受け、アフリカのルワンダより、カリオペ・シンバ・アキンティジェ医師(ルワンダ政府保健省付属公立病院 ミビリジ郡病院長)が8月17日より10月19日の予定で岡山県内で研修を行っている。

この研修の大きな目的は、児童と幼児の健康状態の改善と、健康保持増進を目指すために、学校教育現場で、健康診断を継続的、かつ定期的に行うことで、包括的な学校保健の取り組みとするようルワンダ政府に働きかけることである。

最初の1か月間の日本語研修を終え、9月16日から岡山大学大学院環境生命科学研究科を中心に、岡山済生会総合病院や岡山県、岡山市、総社市の保健行政機関、小学校など、日本で行われている児童や乳幼児健康診断の取り組みについての聞き取り、実際の健康診断の見学、小児科の医療施設訪問等を予定している。

9月17日には、総社市長表敬訪問の後、総社市の「子育て王国そうじゃ」の取り組みについて詳しく説明を受けた。子どもの幸せがいつも行政の中心にあることに感銘を受けた様子だった。

日本の学校保健制度や健康診断をルワンダ国内にどのように適応させていくか、関係者のアドバイスを頂きながら実現に向けて具体的な計画をすすめていく。