フィリピン台風27号被災者に対する緊急支援活動開始 AMDA速報1 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

フィリピン台風27号被災者に対する緊急支援活動開始 AMDA速報1

2015年12月14日にフィリピン中部・サマール島北部の北サマール(Northern Samar)州ラオアン(Laoang)に最初に上陸した台風27号(現地名:Nona)は、フィリピンの広範囲に大雨・暴風をもたらした。フィリピン国家災害対策本部の発表によると死者17名、負傷者20名、行方不明3名。現在約22万人が避難を余儀なくされており、全国で約13万棟の建物被害が報告されている。(12月18日現在)現地からの情報によると、一部の地域では電気、電話などのライフラインが使えない状況が今も続いている。

AMDAは、アジア相互扶助災害医療ネットワーク(*1)メンバーで、フィリピン開発アカデミー(DAP: Development Academy of the Philippines)(*2)の上級副学長であり、フィリピン海軍予備役大尉であるメルカド氏からの要請により看護師を派遣し、緊急救援活動を実施することを決定した。

メルカド氏によると被災地に住む知り合いとは現在も連絡が取れない状況で、クリスマスシーズンを迎えているにも関わらず食べ物も住むところもない人々もいると報告があった。AMDA看護師は、12月20日マニラに到着。現地からの最新情報に基づき、支援内容について協議を行い、22日早朝には北サマール州に移動、活動を開始する予定である。

*1) アジア相互扶助災害医療ネットワークとは「開かれた相互扶助」精神のもと、災害時の人道支援活動を迅速かつ有効に展開して行くネットワーク。2013年からAMDAが提唱している。
*2) フィリピン開発アカデミーとは、AMDAの協力団体の一つであり、フィリピン国家の経済・金融・福祉・教育などの分野において、重要な役割を担う人々の育成とプログラム開発などをする団体。

■本部からの派遣
岩本智子(いわもと ともこ)看護師
(米国資格)/フィリピン担当部長/倉敷市在住 31歳 (84年4月生)

■岡山出発及びフライト予定
12月20日(日)岡山駅発
8:49 のぞみ6号
8:30岡山駅新幹線改札口集合
同日 関西空港発 13:05 マニラ着 16:40

■これまでの主なフィリピンでの活動
ルソン島台風24号緊急医療・物資支援(’15
ミンダナオ島洪水緊急医療支援(’14)
台風30号緊急医療・物資支援及び復興支援(’13〜14)
ボホール島地震緊急医療・物資支援及び復興支援(’13)
レイテ島地滑り緊急医療支援(’06) 他多数

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