6月3日、熊本地震で合同支援チームを結成したAMDAと総社、丸亀市は総社市役所で記者会見を開き、活動報告を行いました。
記者会見は、AMDAグループ代表の菅波茂と丸亀市の梶正治市長、総社市から片岡聡一市長と荒木勝美市議会議長が出席しました。
菅波代表は「AMDAが行政と協力して活動をするのは、国内災害は自治体抜きでは行えないから。総社市が益城町と連携を取り、AMDAが円滑に活動をできた。そして、今回の熊本地震では?AMDAの活動として、高齢者に対応した医療と介護の連携が行えたこと?自治体と民間との連携?テント村という新しいタイプの避難所ができた。以上の熊本地震支援活動での経験を今後の対応に活かしたい」と述べました。
梶市長は「自治体間の日ごろの情報交換の大切さを痛感した」とし、片岡市長は「行政の大半のエネルギーは避難所運営に費やされた。今後はいろんな事態を想定したマニュアルづくりをしたい」とお話しました。荒木議長は「総社市民の防災意識の高さに頭が下がる思い。市側と一層の連携を強めたい」とお話しました。
その後、岡山県総社市在住で熊本県益城町出身のAMDA難波妙が活動報告をしました。難波は、4月14日の前震発生を受けて翌15日10時頃には熊本県益城町入りし、約1か月間現地で活動していました。まず、総社市を始めとする自治体の皆様に感謝の気持ちを述べました。そして、AMDAは延べ127人もの医師や看護師など多職種を派遣し、みんなが協力し避難者支援をしたことでAMDAは熊本県の正式な医療班として活動を続けることができたと話しました。
AMDA医療チーム
派遣者数合計115人(延べ127人)
(内訳:医師16人、看護師34人、薬剤師5人、介護福祉士26人、理学療法士4人、鍼灸師29人、調整員13人)※すべて延べ人数
5月31日までの患者(利用者)数延べ人数
【総計2041名】
(救護室:計1068名)
広安小学校医療支援(4月16日〜5月14日) 979名
テント村救護室健康相談(4月28日〜5月31日) 89名
(鍼灸:計973名)
広安小学校(4月25日〜5月31日) 889名
テント村救護室(5月2日〜5月25日) 64名
特別養護老人ホームさくら樹(5月14日〜単発で3日間、最終5月25日) 20名