AMDA速報12 ハイチ・大型ハリケーン被災者に対する緊急医療支援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報12 ハイチ・大型ハリケーン被災者に対する緊急医療支援活動

AMDAチームが活動しているモロン市のサントレ・サンテ・デ・モロン病院の状況などについて佐藤医師から報告が寄せられた。

現地時間19日時点で、コレラ患者は48名。内訳は、大人が34名、子どもが14名。さらにその他2名の患者がおり、計50名が入院している。モロン市は、ジェレミー市よりさらに西に位置しており、3,4日前までは道が塞がっており立ち入ることが出来なかった場所である。ようやく道路が通行可能になり、最も被害が激しくコレラも早くに現れた南西部の地域の人々は、徒歩でモロン市の病院までやってきたとのこと。

モロン市での活動は3日目だが、毎日7〜10名のコレラ患者が運ばれている。患者数は倍増しており、減る気配がないとのこと。およそ70平方メートルの病室にコレラ患者がひしめき合っていて、医療従事者もベッド数も足りていない状況である。また、WHOコレラ対応の医薬品は首都まで届いているが、度重なる  要請にもかかわらず未だにモロン市には届いていない。

モロン市はハイチの中でも貧しい地域で、ハリケーン以前から日常的に食糧不足の傾向にあり、栄養が行き届いていないために、コレラ菌への抵抗力も弱い。そこでAMDAチームは、治療、コレラ感染予防教育に加え、50人分のビスケットやパンなどの食糧を病院に提供し、患者や家族に配られることとなった。(現地時間19日)

ハイチハリケーン緊急医療支援活動これまでの派遣者数
第1次/TMAT合同/チーム 医師2名、調整員1名
第2次チーム        医師1名、調整員1名、看護師1名
AMDAハイチ        医師2名、看護師2名
ハイチ現地雇用       6名                    合計16名

【第2次派遣チーム】
佐藤 拓史(さとう たくし)/医師/1965年1月生/AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム
運営委員会副委員長
押谷 晴美(おしたに はるみ)/看護師/1980年1月生/ERネットワーク登録メンバー
森田 佳奈子(もりた かなこ)/調整員/1979年6月生/Liverpool School of Tropical Medicine卒業/
元AMDA緊急支援 プロジェクト派遣調整員

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