AMDA速報5 インド連邦ケララ州洪水被災者に対する緊急救援活動 – AMDA(アムダ)
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特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報5 インド連邦ケララ州洪水被災者に対する緊急救援活動

AMDAチームは、ケララ州チェンガヌール(Chengannur)町を中心に支援活動を続けている。

8月31日、AMDAネパール支部からの調整員1名が合流。その後、チェンガヌールロータリークラブの協力を得てチェンガヌール町ムラクザ(Mulakuzha)村Piralassery(ピララセリ)地区で現地調査を行った。同地区は、家のすぐそばに川が流れ、更に家の屋根より高い位置に主要道路が走っていたため、多くの家が浸水した。現在住民はその道路の両脇にテントを張り暮らしている。調査の結果、この地区でも前回同様、食器や調理器具のニーズがあることが判明。翌日9月1日に地区内28世帯に配布を行った。

9月2日、前日に調査に入ったムラクザ村コダムトゥルトゥ(Kodam Thururhu)地区及びカダッカパラム(Kadakkapallam)地区計80世帯に食器と調理器具を配布した。コダムトゥルトゥ地区は、今回の洪水によって「島(アイランド)」のようになった交通アクセスの不便な地域で、主要道路から未舗装の道を1kmほど奥に入った位置にある。この洪水で更に道が悪くなっていた。

9月3日は医療支援と物資支援を実施した。医療支援は、新たな現地協力団体であるセワ バラティ(Sewa Bharati)と共に実施した。主な症状は、咳・熱、皮膚の掻痒感、体の痛みの症状を訴える人が多かった。ケララ州よりレプトスピラ症などの感染症が発生している報告があるため、医療活動の診療の際に予防的に処方を出すなど対応を行っている。セワ バラティと共に140名の患者の診察を行った。
 







物資支援は、チェンガヌールロータリークラブと協力してアンガディカル(Angadikkal)地区にあるガバメントハイヤーセカンダリスクール(Government Higher Secondary School)で行った。この学校は、250人のうちの50人が被災した。その被災した生徒に対し、スクールバッグとノート5冊を配布した。







加えて、ケララ州と同様に洪水被害が出たカルナタカ(Karnataka)州においても、9月3日より医療支援活動を開始している。前日2日にはAMDAネパール支部の医師と調整員が現地入りした。

【AMDA本部からの派遣者】 *派遣順

・ 岩尾 智子(いわお ともこ)調整員・看護師(米国資格)/ AMDA本部職員/岡山市在住/34歳
・ 松永 健太郎 (まつなが けんたろう) 調整員 / 元AMDA職員 / 熊本市在住 / 32歳

【インドでの現地協力者】

・ ミナクシ ジョシ 医師/ AMDAインド支部
・ S. K. ボルドワージ 調整員/ 現地協力者

【AMDAネパール支部からの派遣者】 *派遣順

・プニャ ラル マハト 調整員 / AMDAネパール支部
・ラケシュ サハ 医師 / AMDAダマック病院
・マナ バハドゥル コイリ 医師 / シッダールタ母と子の病院

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