AMDA速報7 インド連邦ケララ州洪水被災者に対する緊急救援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報7 インド連邦ケララ州洪水被災者に対する緊急救援活動

AMDAは多国籍医療医師団を結成、インド連邦の洪水に対し支援活動を実施してきた。AMDAインド支部や、地元団体においてはチェンガヌールロータリークラブ、セワバルティ(Sewa Bharati)などの協力も得られた。5日にカルナタカ州での活動を終了後も、ケララ州での医療支援活動は継続して実施した。

7日は支援活動をするべく、チェンガヌール町から車で5時間ほどの距離にある島を目指したが、チームは目的地の手前の村に到着したのは夕暮れも近く、この日は島に渡ることを断念。島民の話によると、ここはいまだに洪水被害の爪痕が深く残り、水すら引いていない状況とのことだった。







翌日は今後について現地医師たちと協議。その結果、彼ら主導によるチームが今後も週一回、医療支援活動を4週にわたり継続していくことに決定。今後の支援活動に際して、薬購入などの準備を行った。これをもって本部調整員の現地活動は終了となるが、引き続き現地スタッフとは緊密な連絡を取り、今後も状況を注視していく。

尚、今回の洪水被害では発生後、各地で、漁師が被災者の救出に活躍したことを耳にした。地元チェンガヌール町の漁師の方々にAMDA調整員が伺ったところ、過去にスマトラ沖地震で、幼いころに津波の被害を受けたことが判明。今回、自分の漁船で被災者救援へ向かった彼らは、「スマトラの津波にあったころは、自分がまだ小学生だったから何もできなかった。ただ、支援を受けたことは理解していた。自分の村でも10人が亡くなるという、悲しい思いをしたが、色んな方が支援してくれ復興してきた。今回、自分たちになにかできるとわかったときに、ぜひ、人々を助けたいと思った」と語った。

■インド現地協力者
・ スチートラ シッダールタ(アーユルヴェーダ医師)/スレマイ アーユルヴェーダクリニック
・ ムバシュ バシェル(アーユルヴェーダ医師) /イラヒア アーユルヴェーダクリニック
・ ガヤトリー スレンドラン(アーユルヴェーダ医師) /ヴァイドヤラタム オウシャダシャラ クリニック
・ カティカ ヴァナジャ デヴィ(医療アシスタント) /スレマイ アーユルヴェーダクリニック

■AMDAネパール支部からの派遣者 *派遣順
・ プニャ ラル マハト 調整員 / AMDAネパール支部
・ ラケシュ サハ 医師 / AMDAダマック病院
・ マン バハドゥル コイリ 医師 / シッダールタ母と子の病院

■AMDA本部からの派遣者 *派遣順
・ 岩尾 智子(いわお ともこ)調整員・看護師(米国資格)/ AMDA本部職員/岡山市在住/34歳
・ 松永 健太郎 (まつなが けんたろう) 調整員 / 元AMDA職員 / 熊本市在住 / 32歳

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