2018年8月、インド連邦南部にあるケララ州で100年に1度と形容される規模の大洪水が発生しました。AMDAはAMDAインド支部と被災地の協力団体とともに緊急支援活動を行いました。医療支援活動を一緒に行った、現地協力団体セワ・バラティのケララ州チェンガヌール支部で医療調整担当をしている、マウント・ジオン大学工学部教授でもあるヨゲッシュ氏からお礼状が届きました。
AMDAグループ代表
菅波 茂 殿
拝啓
今年8月、ケララ州は全土で未曽有の豪雨と洪水に見舞われ、市民は今世紀最悪ともいえる自然災害を目の当たりにしました。人口の六分の一にあたる住民が直接的な被害を受け、その他の人々も様々な形で影響を被りました。チェンガヌールとその周辺は完全に水害に晒され、何千人もの人々が家屋を追われて避難を余儀なくされました。また洪水発生後には、コレラやデング熱、下痢、鼠咬症などの感染症が蔓延しました。このような災害の規模に対応する為、インド国内はもとより海外のボランティア団体からも助けの手が差し伸べられたのです。
そんな中、臨機応変な対応を見せたのがAMDAをはじめとする国際的な組織でした。AMDAは幣団体『セワ・バラティ』のケララ支部より広範囲にわたるサポートを得て、9月3日から6日の4日間で、チェンガヌールにある15ヵ所の避難所で医療支援活動を行いました。この間、AMDAの岩尾智子氏、ミナクシ・ジョシ医師をはじめとする救援スタッフの皆様には大変お世話になりました。
貴団体が各避難所で被災者に対して行った医療支援、物資支援をここに称え、心より御礼申し上げます。今後とも両団体の友好関係が長きに渡って育まれますことを祈念致します。
敬具
2018年10月27日
セワ・バラティ チェンガヌール支部
医療調整担当 マウント・ジオン大学工学部教授 M.ヨゲッシュ