2025年2月26日、岩手県大船渡市で林野火災が発生。発生直後より、AMDAは、情報収集を開始。東日本大震災復興支援活動を共に行ってきた宮城県・岩手県の地元関係者が中心となり、支援の検討を進めてきた。
　３月９日、林野火災による延焼の拡大がなくなったとして、大船渡市は、「鎮圧」を宣言。10日午前には、すべての避難指示が解除された。しかしながら、完全な鎮火までにはまだ時間がかかるとみられている。

　さらに、この火災により１００件以上の住宅が被害を受け、被災住民の避難生活が続いている。現在、大船渡市内の避難者の数は、２０００人以上にのぼり、市関係者によると、ティッシュや歯ブラシなどの生活必需品が不足しているとのこと。

　こうした状況を受けAMDAは、3月6日物資支援活動を決定。支援活動の調整には、AMDA復興グルメF-1大会運営事務局代表 坂本正人氏(宮城県気仙沼市)、AMDA復興グルメF-1大会運営事務局メンバー 太田明成氏(岩手県陸前高田市)が中心となり、地元での物資調達を進めている。そして、坂本氏と太田氏に加え、気仙沼市からボランティア3名が同行し、３月12日、第一便支援物資を大船渡市役所に引き渡すことを予定している。

　尚、ＡＭＤＡ本部からは、明日３月11日午前、調整員/看護師1名を大船渡市へ派遣し、上記のチームと合流して、避難所のニーズ把握に努める。

日程：　3月11日(火) 岡山駅8時58分発　　JR新幹線のぞみ6号

派遣者：　 小川直美　AMDA看護師/ 調整員

※「復興グルメ F-1 大会」について　　2013年1月から東日本大震災被災地の商店街を中心とした被災地間を結ぶ復興支援事業