11月26日、AMDAは、フィリピン看護協会カタンドゥアネス支部とカタンドゥアネス島パンガニバン町協力の下、500世帯を対象に物資支援を実施した。

　パンガニバン町は島内で大きな被害のあった6つの町の1つ。同町に住む、家が全半壊した世帯に物資を配布した。事前調査の結果、食糧に対するニーズが高かったことから、今回は、各世帯にお米3㎏、イワシの缶詰2缶、コーヒー、砂糖、ビスケット、バケツを支援物資として用意した。

加えて、現地協力団体であるフィリピン看護協会カタンドゥアネス支部に所属する看護師と看護学生のうち、島内の被害が大きい6つの町に在住しており、家が被災したメンバーを対象にお米5㎏を手渡した。

　物資を受け取った住民は、「台風で家の屋根や壁が吹き飛んだ。これから修理しないといけない。台風の際には家族で、近くの教会に避難した。2人の子どもを育てながら、生活を続けていかなければならない。今回の支援はありがたい。」と話した。

【AMDAのこれまでの主なフィリピンでの支援活動】
2023年５月　　フィリピン・カビテ市火災被災者支援活動　(ルソン島・カビテ市)
2022年11月　台風22号被災者緊急支援活動（ミンダナオ島）
2021年12月～2022年3月　台風22号被災者緊急支援活動
　　　　　　　　　　　 （ボホール島・シアルガオ島・レイテ島）
2020年11月　台風19号・22号被災者緊急支援活動 (カタンドゥアネス島・ルソン島)
2019年11月　ミンダナオ島地震被災者緊急支援活動　(ミンダナオ島)