AMDA速報3 フィリピン台風20号被災者緊急支援活動 – AMDA(アムダ)
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特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報3 フィリピン台風20号被災者緊急支援活動

 AMDAはフィリピン支部を中心に台風20号による被災者に対する緊急支援活動の準備を進めている。

 10月28日から30日にかけて、被災地のニーズに基づき、支援物資の準備を行った。ペットボトルの飲料水、バケツ、手桶、手動充電式懐中電灯、哺乳瓶、子どもたち向けのメンタルヘルスプログラムで使用する、ぬりえや絵本などに加えて、医療支援活動で使用する医薬品を購入。また、フィリピン支部の現地協力団体より、物資や医薬品の一部を追加で、ご提供いただいた。

 30日夜には、AMDA、フィリピン支部、被災地の協力機関および関係者による、活動の最終調整会議をオンラインで行った。支援活動を行う場所は、ビコール地方、南カマリネス州(Province of Camarines Sur)内の3つの町とソルスガン州(Province of Sorsogon)内の1つの市。この中には、医療機関が無い町もある。

 関係者のアドバイスをもとに中心部から離れていて支援が届きづらい場所を選定した。その他、活動日時および地元ボランティアの調整、移動手段の確認などを行った。会議中、被災地在住の関係者から「すでに洪水の水は引いたものの、場所によっては停電が続いている。被災地域によっては、既に避難所が閉鎖されたところもある一方、避難所での生活を続けている人もいる。現地では、飲料水が手に入りづらいため、ペットボトルの水を持ち込んだ方が良い。ビコール地方では台風21号の影響はなかった。」と報告があった。

 31日、フィリピン支部支部長エリカ・タニア・ダビロ医師と関係者がマニラを出発し、ビコール地方に約8時間かけて移動している。到着後、地元協力者とともに被災地を回り、状況を確認する予定である。

 フィリピン国家災害対策本部(NDRRMC)によると、台風による死者は141人、負傷者86人、行方不明者21人、約189万世帯749万人以上が被災。内、被害が大きい地域の1つであるビコール地方では、被災者が約62万世帯260万人に上っている。(台風20号と21号の合計人数、10月31日8:00発表)



【AMDAのこれまでの主なフィリピンでの支援活動】
2023年5月  フィリピン・カビテ市火災被災者支援活動 (ルソン島・カビテ市)
2022年11月 台風22号被災者緊急支援活動(ミンダナオ島)
2021年12月~2022年3月 台風22号被災者緊急支援活動
           (ボホール島・シアルガオ島・レイテ島)
2020年11月 台風19号・22号被災者緊急支援活動 (カタンドゥアネス島・ルソン島)
2019年11月 ミンダナオ島地震被災者緊急支援活動 (ミンダナオ島)


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