台湾訪問
◇実施場所: 台北◇実施時期: 2023 年2 月26 日〜 3 月3 日
◇協力者・参加者数: 47 人
◇派遣者: 難波 妙 / AMDA 理事
◇事業内容:
AMDA は、元台湾医師会会長の吳運東先生のご尽力により、 台湾保健省の国際活動部門『台湾 IHA』(Taiwan International Health Action)と2009 年に協力協定を締結。この協定の下、これまでAMDA は、台湾IHAとともにインドネシア、スリランカ、トルコ、インドで、 白内障手術、口唇口蓋裂手術等、8 回 の医療技術支援事業を実施。またネパールの AMDA ダマック病院では、下部内視鏡スコープの提供も受けている。
今回は、台湾IHA との更なる関係強化のため、吳運東先生のご教示の下、台北で関係者とミーティングを実施。台湾 IHA は、これまでのAMDA との共同事業の実績を活かし、保健衛生分野での事業展開を継続することに同意。その一環として、ネパールにある AMDA ダマック病院の内視鏡技術移転事業に関し、再度、協力を検討するとの回答を得た。更に、多発する自然災害に対応した『世界災害医療プラットフォーム構想』についても共有。今後の災害対応について幅広いネットワークを活かした相互協力を行っていくことを確認した。
また、AMDA 台湾支部支部長である張朝凱先生(眼科医)と関係者40 人とのミーティングにおいても、前述の『世界災害医療プラットフォーム構想』について説明。今後、これに即対応するために、AMDA 台湾支部が独自で、災害医療を中心とした医師による団体の立ち上げを目指す。