AMDA 本部 近持 雄一郎
AMDA カンボジア支部は、2022 年 12 月 5 日と 10 日の 2 回に渡り、チェンラ大学と共同で、ボランティアの学生を対象とした ” 性と生殖の健康および権利 ”(リプロダクティブヘルス / ライツ)に関するワークショップを開催しました。コロナ禍以前より若年層の性感染症予防に関する啓蒙活動を行ってきた同支部。今回はリプロダクティブヘルス / ライツに加えて、有識者を招いて子宮頸がんに特化した講義を行いました。
12 月 5 日に行われた最初のワークショップでは、参加した 60 名の学生に対し、大学や病院から招かれた専門家が、子宮頸がんがもたらす社会的影響について知見を述べました。
その後、12 月 10 日に行われた 2 回目のワークショップでは、『生殖に関する健康と権利、そして未来』と題した講義が行われました。とりわけ、「子どもを産むか、産まないか、いつ、何人子どもを持つのかを女性が自分で決められる権利」について、地方における現状が取り上げられました。この日の参加者は 75 名でした。
同支部では、学生ボランティアを通じて HIV/AIDS や性感染症予防に関する冊子を地方の学校に配布しています。今回、新たに 1 万部のパンフレットと 500 冊の冊子を増刷しました。
これらの活動には、カンボジア事業を継続的に応援してくださっている(株)山一観光様のご支援を活用させていただいています。