AMDAと設立20周年を迎えたGOARN – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDAと設立20周年を迎えたGOARN

AMDA国際部 近持雄一郎

スイス・ジュネーブWHO本部

GOARN(地球規模感染症に対する警戒と対応ネットワーク)とは世界保健機関(WHO)が主導する感染症対策のネットワークです。WHOとパートナー組織から成るこの国際的な枠組みは、世界各地で感染症による危機的状況が生じた際、現地へと専門家チームを派遣して状況のアセスメントを行い、感染の拡大防止に努める一方で、日頃よりパートナー組織と意見交換や研修などを通じて活発な交流を図っています。GOARNに加盟するには、感染症事案に対応した経験が必須となります。

菅波代表は2009年にスイス・ジュネーブで開催されたGOARNのパートナー会議に臨時アドバイザーとして招待されています。またAMDAがインド・マニパール大学や岡山大学とともに開催した「インド日本緊急救援研修プログラム2009」ではGOARNから専門家を招きました。
 

2009年GOARNパートナー会議に出席した
菅波代表(左はWHO担当者)

2020年4月に設立20周年を迎えたGOARNより、このほどAMDAを含む関係各所へ記念の品が贈られることになりました。20周年という節目の年に世界が新型コロナウィルスの蔓延という未曽有の事態に直面する中、GOARNの果たす役割が今後益々重要になると考えられます。