菅波代表が高屋中学校で人権について講演 – AMDA(アムダ)
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菅波代表が高屋中学校で人権について講演

広報担当参与 今井康人

AMDAの菅波茂代表は2019年6月1日、岡山県井原市高屋町の高屋中学校で「違いは財産 多様性の共存」と題し、人権教育について講演しました。
 







菅波代表はまず国際社会での中学生の役割について説明。身近な例として2010年に起きたハイチ地震の復興支援としてドミニカ共和国でのハイチ、ドミニカ共和国、日本の中学生とのサッカー交流をはじめ30年間続いたスリランカの民族紛争などを例に挙げ、対立する民族の子ども同士の間に日本人の子どもが入って交流することを企画、サッカーなどを通してお互いが打ち解け、取り組みが成功したことを伝えました。

国際社会の中で日本人が好かれる理由として、子どもは母親から家庭で「人に迷惑を掛けない」「嘘を言わない」「困った人がいたら助けなさい」と育てられていると指摘。国の違いを超えて共通しているのは「ありがとう」という感謝の言葉であり、「ありがとう」が友だちや親子、学校、地域内で広がっていくことを願っていると結びました。

講演会は同校PTAが主催。全校生徒と父母ら約200人が出席しました。菅波代表のユーモラスな話しぶりに会場は笑顔であふれ、なかには目頭をハンカチで押さえる母親の姿も見られました。
 

柳井清志校長の話

人権の定義について「相手の価値を知り、敬意を表すること」と分かりやすく説明してもらい、子どもたちにもよく理解できたと思う。国際社会の価値観についても「自分の意見を持っているかどうかで評価される」と国際人らしい菅波代表の指摘を、今後の教育活動に生かしていきたい。

 

生徒会役員7人の感想


・日本人の特性を具体的に説明してもらい、紛争解決のため大きな役割を果たしていることを聞いて、日本を誇りに思った。(3年男子)


・ボランティアに興味があるので、これからAMDAさんにお世話になるかもしれない。よろしくお願いします。(3年女子)


・ 「ありがとう」が絶えない素敵な学校をつくっていきたい。(3年男子)


・家族、先生、友だちに感謝の気持ちを持って接していきたい。(3年女子)


・ 「知識は経験を通して知恵になる」と聞いて、もっと経験を積みたいと思った。(3年男子)


・親にしてもらうことは当たり前ではない。今日、家に帰ったら「ありがとう」と伝えたい。(2年男子)


・あいさつでの中では相手の名前を呼ぶことを実行したい。(2年女子)