AMDA速報6 インドネシア・スラウェシ島地震被災者緊急支援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報6 インドネシア・スラウェシ島地震被災者緊急支援活動

日本から出発した医師1人、看護師2人は、10月7日スラウェシ島南部マカッサル(Makassar)市に到着し、AMDAインドネシア支部長アンディ・フスニ・タンラ医師と活動について話し合いを行った。うち医師1人と看護師1人は、同日夜、被災地パル(Palu)市に移動し、AMDAインドネシア医療チームと合流。うち看護師1人は調整員としてマカッサル市で調整業務を行うこととなった。

翌8日、AMDA医療チームは、市内複数の村を訪問し医療ニーズ調査を行った。村全体の建物が倒壊していたため居住者がいない村、パル橋が崩落している現場や液状化した村など、改めて地震・津波被害の大きさを目の当たりにした。合同で活動しているNPO法人TMATは現地医師と協力し、アヌタプラ病院にて17件の外科処置の補助を行った後、パル市ペトボ(Petobo)にある避難所を訪問。医療資材が不足していることが分かったため、現地協力医師が用意していた物資を手渡した。また、アヌタプラ病院から約20km離れたサウス・ドロ(South Dolo)での巡回診療にて、現地協力医師とともに骨折疑い4人に対応をした。うち1人は大腿骨折疑いで病院搬送となった。

9日もアヌタプラ病院にて、AMDA医療チームとNPO法人TMATは合同で、13件の診療介助を実施。午後からは、それぞれ別行動となり、AMDA医療チームはパル市から海岸線沿いに約30km北部に位置するドンガラ県に移動し、医療ニーズの調査も行った。立ち寄った医療施設は、十分な数の医療者が患者対応をしていたため、医療ニーズはないと判断。しかし、物資のニーズはあったため、パル市を出発する際にパル市内の警察署や病院から提供されていた飲料水、果物、乾麺、ティッシュ、ウェットティッシュなどの支援物資をドンガラ県の被災者に配布した。NPO法人TMATは現地協力医師を中心に午後から昨日に引き続きパル市内の村で巡回診療を行い、骨折疑いの患者や皮下膿瘍患者などへの対応をした。

10日も引き続き、AMDA医療チームは被災者に対する緊急支援活動を継続して行った。

なお、この緊急支援活動はAMDA、ハサヌディン大学、ムスリム大学は、NPO法人TMATと合同で実施している。













【AMDAからの1次派遣者】 *派遣順、敬称略

米田 恭子 調整員/看護師 / AMDA緊急救援ネットワーク登録メンバー / 49歳

山崎 秀明 看護師 / AMDA緊急救援ネットワーク登録メンバー / 31歳

その他、AMDA緊急救援ネットワーク登録 1人



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