スリランカ平和構築の一助に 岡山・広島の中高生が出発 – AMDA(アムダ)
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特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

スリランカ平和構築の一助に 岡山・広島の中高生が出発

広報担当参与 今井 康人

AMDAスリランカ平和構築プログラムの趣旨に賛同して頂いた岡山、広島県内の中学、高校生が7月31日、関西国際空港からスリランカに向け出発しました。8泊9日のスケジュールで現地の生徒たちと宗教プログラムやスポーツ交流などに取り組み、8月8日に帰国する予定です

参加するのは、AMDA中学高校生会のメンバー4人と岡山県赤磐市の中学生5人、広島県立福山誠之館高校2人の計11人(男性3人、女性8人)。8月5日からは赤磐市の友實武則市長もスリランカを訪問し、シリセーナ大統領と会談する予定です。

スリランカは豊かな自然に恵まれ、“インド洋の真珠”と呼ばれる人気の観光地です。一方で、民族や宗教などが異なる人々が一緒に暮らしており、2009年まで約25年間、内戦が続きました。

AMDAは医療和平に取り組む一方で、アイデンティティの異なる生徒たちの交流プログラムを進め、平和に向けた「多様性の共存」や「相互扶助」の精神の醸成に努めています。

このプログラムには2015年からAMDA中学高校生会のメンバーが参加しており、今回は新たに広島、岡山県の生徒が加わりました。

現地からは生徒96人が参加。仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教の施設を巡り、スポーツやディスカション、キャンプファイアなどのほか、一緒に寝泊まりすることで言葉の違いを超えた“心の交流”に努めます。

日本から参加した生徒たちには国際感覚の養成とともに、あらためて“平和の尊さ”を感じてもらうのも大きな狙いの一つです。