2020年度年次報告 教育支援 こども食堂支援プラットフォーム(2021/7発行) – AMDA(アムダ)
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特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

2020年度年次報告 教育支援 こども食堂支援プラットフォーム(2021/7発行)

AMDAこども食堂支援プラットフォーム

概要

◇実施場所: 岡山県内

◇実施時期: 通年実施



◇事業内容:

2017年12月、産官学民で組織する「AMDAこども食堂支援プラットフォーム」を設立し2020年度も継続し支援活動を行った。こども食堂への支援は食材の提供だけでなく、子どもたちが将来社会参加できる機会や環境を整え、子どもの意欲形成に繋げる活動を目指している。ただし、2020年度は新型コロナ[pagebreak]ウイルス感染拡大防止のため対面での活動はできなかった。食糧の支援については継続しこども食堂の運営に取り組む希望の団体へ次のような活動を行った。

 

1)お米の配布(贈呈)

◇実施場所: AMDA本部・きらめきプラザ

◇実施日: 4回(2020年7月3日、9月25日、12月17日、2021年3月12日)

◇受益者数: 11団体、延べ1,235人(7月、9月、12月、3月配布分一部)

※2021年3月配布分は新型コロナウイルス感染予防で活動自粛の団体もあり、活動団体のみ



◇事業内容:

希望されたこども食堂を運営されている11団体へ食材提供として延べ2,320Kgを年4回に分け配布した。

特に12月の配布については17日、きらめきプラザで贈呈式を開催した。こども食堂4団体の他、AMDA米の備蓄や提供にご協力いただいている十字屋グループからも衣笠伸典総務部長、AMDA支援農場代表世話人竹内洋二氏らのご出席をいただきご挨拶をいただいた。またその際プラットフォーム世話人会友實武則赤磐市長、副代表田原隆雄備前市長(当時)、副代表草加信義和気町長よりメッセージをいただいた。



米の贈呈について受益者(こども食堂団体)からは「新型コロナウイルスの影響で参加人数が減っている。新型コロナウイルスの感染者が増えている時は食堂ではなく弁当を作り、配布している。仕事も忙しい中、多様な内容のお弁当は本当にうれしい、ありがたい。」という声もある。また、「こんな時だからこども食堂も様々な工夫をし継続していきたい。」などの感想をいただいた。

 

2)食料品の贈呈、配布

◇実施場所: AMDA本部(贈呈式、配布)

◇実施日: 贈呈式2月5日、 配布日2月10日

◇贈呈式参加者: 岡山ハーモニーライオンズクラブ関係者2人、直島克樹

AMDAこども食堂支援プラットフォーム世話人会事務局長

◇受益者数: 6団体



◇事業内容:

岡山ハーモニーライオンズクラブ様から今回3回目となる食料支援をいただいた。毎年、ふるさと納税返礼品の事業を利用され今年度は全国からの美味しい食料品のご支援をいただいた。内容はカレー、パスタ、アップルジュース、ツナ缶、イワシ缶、だし、ドレッシング、トマトジュース、ケチャップ、ピューレ、コーンなど12種目を用意され、こども食堂6団体へ同等に分け配布した。ある団体は種類の多さに驚き、みんな喜んでいたと受益者から声があがっていた。各団体ではそれぞれに調理をする団体もあるが、コロナ禍のため希望する家庭に食材を配布している団体もある。

 

3)肌着の贈呈、配布

◇実施場所: AMDA本部(贈呈式、配布)

◇実施日: 12月16日

◇物資に関するご協力者(敬称略): グンゼラブアース倶楽部

◇受益者数: 2団体(NPO法人ハーモニーネット未来での受益者110家庭、NPO法人オレンジハートの受益者300家庭)



◇事業内容:

グンゼラブアース倶楽部様より主に小児用の肌着のご寄付をいただき、希望されるこども食堂2団体へお渡しした。肌着の内容は男児用ボクサーブリーフ182組、大人用ブリーフ245枚、女児用ショーツ390組。寄付のあったグンゼの肌着をプレゼントすることで家計の助けにしてもらう目的とした。お母さんたちは、「グンゼの肌着は生地がしっかりしているので嬉しい。」「ちょうどサイズが合わなくなっていたので良かった。」「子どもが成長してすぐ肌着がだめになる。ありがとうございます。」と、感想を言われていた。