保健省の指示でAMDAネパールの病院、新型コロナウイルス対応病院へ(2021/7発行ジャーナル夏号) – AMDA(アムダ)
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保健省の指示でAMDAネパールの病院、新型コロナウイルス対応病院へ(2021/7発行ジャーナル夏号)

GPSP推進戦略局ネパール担当部長 アルチャナシュレスタジョシ
 
ネパールでは2020年1月23日に初めての感染者が確認されて以降、新型コロナウイルス感染者数は621,056人、死亡者数は8,726人(ネパール保健省、6月20日発表)。2021年4月末から第2波が起き、政府の病院や私立病院は新型コロナウイルス対応病院となりましたが、ベッドや酸素が不足し、死者が相次ぎました。医療崩壊の危機に対し、保健省からAMDAネパール支部の病院にも対応するよう指示がありました。 AMDAネパール支部の病院のうち、AMDAダマック病院とネパール子どもの病院は重症患者を受け入れる体制を整え、AMDAの支援でICUで必要な資材を購入することができました。更に、軽症で自宅隔離する職員や住民らにマスクや消毒液、パルスオキシメーターや体温計などを提供。「緊急事態にすぐに対応していただき感謝します」と支部長からお礼の電話がありました。

尚、AMDAネパール支部は2020年2月、AMDA本部からの依頼に対し、20,000枚のマスクを準備、中国と日本に発送しました。