ネパール内視鏡技術移転事業:オンラインミーティング実施(2021/7発行ジャーナル夏号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ネパール内視鏡技術移転事業:オンラインミーティング実施(2021/7発行ジャーナル夏号)

AMDA理事 難波 妙
 
AMDAは、AMDAダマック病院で2016年から内視鏡技術向上を目指した研修事業を行っています。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2021年2月14日にオンラインミーティングを行いました。内視鏡担当のディワス医師は、現状報告と質問の後、佐藤拓史医師より診断方法の指導を受けました。また台湾政府より寄贈された大腸カメラの活用を含め、今後の計画について話し合いました。

4月末からネパール全土はロックダウンされ、新型コロナウイルス対応病院に指定された同病院は重症患者を含め最大36人の[pagebreak]陽性患者を受け入れました。現在、内視鏡検査は行っていませんが、感染拡大が収まり次第再開します。
 

AMDAダマック病院内視鏡医ディワスラーズボホラ

オンラインミーティングの意義は佐藤医師から内視鏡について学び、課題や問題について話し合い、自分の知識と技術を磨くことができたと思いました。この時期、佐藤医師がネパールに来て研修を行うことが難しいので、今まで通りオンラインで課題について相談していきたいと思います。
 

AMDA理事/医師 佐藤 拓史

ネパール内視鏡プロジェクトにおいて、渡航できないこの時期にでも出来ること(オンラインでの研修、遠隔での内視鏡診断や治療のサポート等)を考えて活動を継続しています。

内視鏡の検査や治療がまだ充分に行き渡っていない国において、私達のプロジェクトが継続することの意味は大きいと考えています。どんな状況においても、出来ることはあります。この時期を乗り越えて渡航が可能になれば、また現地に赴き活動を再開して、より発展させていきたいと準備しています。