難民キャンプの様子
2017年8月末より、ミャンマーからバングラデシュに移動するロヒンギャ難民の数は増えており、10月29日時点で約60万人に上り、以前から難民としてバングラデシュに住む人も合わせると82万人になります(国連人道問題調整所)。
コックスバザール(Cox’s Bazar District)県の難民キャンプで行った調査をもとに、地元から許可を得たAMDAバングラデシュは同県ウキヤ(Ukhya)地区にあるクトゥパロン(Kutupalong)難民キャンプの一角に仮設診療所を開き医療支援活動を開始しました。
仮診療所を建設中
仮診療所の様子
10月22日より医師2名、救急救命士、助産師各1名、医療アシスタント3名、調整員2名からなる医療チームが支援活動を継続的に行っており、1日平均200名を診療し、無料で医薬品を提供しています。難民キャンプでは特に高齢者、子どもの健康状態悪化に加えて、妊婦に対する適切なケアを提供することが課題となっています。
診察を待つ人々
診察を受ける患者