10日、AMDAチームの橋本看護師と元持調整員は、朝、釜石市役所を訪問し情報収集の後、避難所となっている旧釜石商業高等学校体育館と平田小学校を訪ねた。
旧釜石商業高等学校体育館では駐在している釜石市の2人の保健師から、避難所生活3日目になって避難者が体を動かす機会がない、という情報を得た。そこで、体操の時間をもつことを提案し、避難者に声をかけて体操を一緒に行うことを実施した。体操には避難していた高齢者と子ども計12人が参加した。
平田小学校でも避難所生活を続けている方々を訪問した。
避難者の中には、食べ慣れた食事を知人が持ってきてくれるまで、ごはんが喉を通らなかったという話を聞かせてくれる人もいた。一様に森林火災への不安を募らせていた様子も見受けられた。 今日は小雨が降って、火災も縮小傾向にあるということから、避難者の気持ちが前向きになってきた様子も見られた。
釜石市の隣接の大槌町に、東北震災緊急時から共に活動をおこなった関係者の方々をこの後訪問する予定である。
【派遣者】
橋本 千明 (はしもと ちあき) 看護師
AMDA本部職員 37歳
【岩手県内合流】
元持 幸子 (もともち さちこ) 調整員
元AMDA東日本大震災緊急支援活動調整職員 現在NPOつどい
岩手県上閉伊郡大槌町出身在住42歳
【お問い合わせ】
AMDAボランティアセンター
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