10月9日、AMDA職員 橋本看護師(4月の緊急医療支援活動の際にも益城町で活動)が熊本県益城町を訪れました。
AMDAは現在、益城町に唯一残る避難所である益城町総合体育館で熊本在住の鍼灸師による鍼治療を週1回継続しています。
仮設住宅の入居が決まった方は「ようやく」、一方で「先がまだ見えない」という焦りや揺れ動く気持ちをお持ちのようでした。この日は日曜日で、引っ越しするご家族が多く、皆さま「がんばるけん!」と笑顔と涙で体育館を後にされていました。町全体が次の復興段階へと移りゆく中、120名の方が今もなお取り残されるように避難所生活を送っています。地元鍼灸師らが利用者の方の体と心にじっくりと向き合っていました。
AMDAが緊急医療支援時に活動していた益城町立広安小学校は、当時車中泊の車で埋め尽くされていた校庭が整地され、夕陽の中サッカーボールを蹴る子どもたちの笑い声が響いていました。
また、学校敷地の横に仮設住宅が完成していました。
AMDAはこれからも熊本地震被災者の方々に寄り添い、ニーズに即した活動を続けてまいります。