熊本地震発生から2か月半が経ちましたが、避難されている方々は、地震発生後頻繁に続く余震の恐怖と激しく降る雨、そして厳しい暑さなど、大変な状況の中で生活されています。ネパールでも1年前に起きた大地震で家が全壊した人々は、いまだにテント生活を続けています。ネパール地震の時、AMDAは医療従事者を派遣し、緊急救援活動を実施しました。 現在も復興支援活動を行っています。今回、熊本で地震が発生し、AMDAが緊急救援活動を開始した直後から、ネパールの人々から何かができれば協力しますと声をかけていただきました。その後、ネパール医師会、AMDAネパール、岡山ネパールソサエティとネパールの人々から「我々は「相互扶助」として今回の熊本地震被災者に少しでもサポートできれば」と温かいご支援とお言葉をいただきました。
7月3日(日)に益城町立広安小学校の卒業生が主催した七夕まつりが広安小学校校庭で行われました。AMDAは広安小学校で避難している方々にネパール料理を提供するために、お祭りに参加することにしました。当日ネパールの人々の支援により、ネパール餃子を作りました。ネパールの方、ボランティアの方々、鍼灸の先生方の協力のもと広安小学校の体育館に避難している方々に加えお祭りに参加した300人の人々に餃子を食べていただきました。皆様 から「なかなか食べられないネパール餃子を食べる機会をいただきありがとう、とてもおいしかったです」と温かい言葉をいただきました。会場ではネパール医師会、AMDAネパール、岡山ネパールソサエティとネパールの人々からいただいたメッセージを展示しました。地震で被災された方々に少しで楽しいお時間を提供できたことはネパールの支援者の気持ちに応えることができたと思います。