AMDA速報20 熊本地震被災者緊急医療支援 総社市・AMDA合同活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報20 熊本地震被災者緊急医療支援 総社市・AMDA合同活動

各地に大きな爪痕を残した熊本地震から約1カ月が経過した。今も約1万人が避難生活を送っており、仮設住宅の建設など住居の確保が早急な課題となっている。AMDAは地元の医療機関が再開してきていることをうけ、広安小学校(熊本県益城町)で4月15日から開所した医師の駐在する救護所を5月5日に終了し、6日以降体育館に開設していた救護室は14日をもって終了した。一方で鍼灸師によるはり治療やマッサージの施術は継続しており、15日は広安小学校とテント村で30人がはり治療を受けている。なおテント村でのはり治療は土日のみ行われることになっている。益城町陸上競技場のテント村の救護室は、引き続き看護師が駐在している。







AMDAの鍼灸師チームには、4月25日から地元の鍼灸師が加わり、現在では地元の鍼灸師6人が、県外から派遣のAMDA鍼灸師チームとともに活動を行い、これまで避難者だけでなく教職員など支援活動に携わるスタッフの疲労回復にも貢献してきた。

支援スタッフと避難者による音楽会も11日からこれまで3回体育館で開催し、縦笛やギターの演奏に合わせて避難者、支援スタッフらが合唱、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

益城町の正式な福祉避難所となっている熊本市の特別養護老人ホーム「シルバーピアさくら樹」に広安小避難所から移動した要介護者にも、AMDAと岡山県老人保健施設協会が共同で介護福祉士を派遣し支援を行っている。毎日の入居者の入浴介助、トイレ補助、健康管理等に加えて散歩やクイズ大会を開催するなど避難者の心身のケアを行っている。14日には鍼灸師らが出張はり治療を行った。


【第20次派遣】 5月16日出発
下田 一輝(しもだ かずき)/看護師/神奈川県在住
荒井 修(あらい おさむ) /鍼灸師/東京都在住
布施 勝仁(ふせ かつひと)/鍼灸師/千葉県在住

【第21次派遣】 5月17日出発(予定)
松下 賢治(まつした けんじ)/介護士/岡山県在住
板谷 実(いただに みのる)/介護士/岡山県在住

■5月16日までの派遣者数 (101人) 延べ108人
(述べ人数)医師15人、看護師30人、薬剤師5人、
介護福祉士16人、理学療法士4人、調整員13人、鍼灸師25人

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