2015年8月2日、ブッダガヤのAMDAピースクリニックは産婦人科医による第一回検診をマスティプール村とピパルパティ村で行いました。
AMDAピースクリニックは昨年末から母子保健サービスの一環として看護師が地域の妊婦さんや若い母親を訪問する活動を行ってきました。当初APCは地域の適切な医師を見つけることに苦労しましたが、看護師たちが妊婦には往診初期から産後まで経過観察し、必要な助言を行い、母親たちには衛生教育を行いました。APCには診療録があり、登録された全ての妊婦とその子供の発達の記録が保管されています。2015年2月には、AMDA本部から日本人看護師を派遣し、APCの看護師が診療記録を引き続き効果的に利用できるように改善しました。
その後ガヤロータリークラブの協力でAPCはリタバルマ医師(ガヤ県の婦人科医)と出逢い、貧困地域での支援活動に加え、月二回の診療を行うことができるようになりました。APCに登録されている妊婦は薬の処方を含めた医師のサービスをすべて受けることができます。地域の人々は、この地域でこのようなサービスを受けられるのはここでは初めてのことなので非常に喜んでいました。必要な時に血圧検査をできる病理医も加わり、APCはこれからも地域のために尽力してまいります。