フィリピンミンダナオ島 台風1号 復興支援活動
~AMDA・株式会社キッカワ合同支援事業~
2014年10月28日から3日間、AMDAでは株式会社キッカワと合同でミンダナオ島サンボアンガ市在住の吉川マービー氏ならびに現地ボランティアの協力のもと、サンボアンガ市内の住民を対象に食糧・生活支援物資の配布を行いました。
2014年1月、フィリピンミンダナオ島を襲った台風1号の緊急支援活動の一つとして、被災地の一つであるサンボアンガ市在住の吉川マービー調整員を中心に、(株)キッカワと合同で現地ボランティアの協力のもと、サンボアンガ市内の300世帯に米やインスタントラーメン、缶詰などの食料・生活支援物資の配布を行いました。
現地の治安状況などを鑑み、支援活動は2月19日、25日、26日、3月1日の4日間で実施されました。
さらに支援のニーズがあることから、9月には復興支援活動として株式会社キッカワと合同で、サンボアンガ市内での支援物資配布の実施を決定していました。
ところがサンボアンガ市を含むビサヤ地域やミンダナオ島で、2014年10月7日から降り始めた断続的な大雨の影響により各地で洪水や土砂崩れが発生しました。
113の地区で、16,730世帯83,895人が被災し、225世帯940人が9つの避難所に避難。
支援活動を実施する予定であったサンボアンガ市では、川が増水し、102件の家屋が全半壊し、198世帯812名が被災し全員が避難生活を余儀なくされました。
(フィリピン国家対策本部2014年10月18日発表)
このような状況を受け度重なる災害に見舞われたサンボアンガ市内で、2014年10月28日から3日間、株式会社キッカワとミンダナオ島サンボアンガ市在住の吉川マービー氏ならびに現地ボランティアの協力のもと、食糧・生活支援物資の配布を行いました。
サンボアンガ市の協力により被災者の情報提供を受け、支援を必要とする家族単位にチケットを手渡し、そのチケットを持つ家庭50世帯にお米、缶詰、タオル、
ラーメンなどを配布することができました。また同時にごみステーションに集まるストリートチルドレンにも日本から持参した古着の提供を行うことができました。