2013年11月8日にフィリピンで発生した台風30号の被災者に対する復興支援活動の一環として現地協力機関であるフィリピンレイテ島のレイテ医師会と合同で、定期的に無料巡回診療の実施を3月から実施している。
6月15日には第4回目となる無料巡回診療が実施された。医師20人、地元研修医6人、アメリカ人ボランティア研修医3人、地区のヘルスワーカー3人、その他のボランティアスタッフ3人の計35人の医療スタッフで構成された医療チームがタクロバン市郊外にあるリアルヤングフィールド(Real Youngfield)にて診察と保健指導、衛生用品キッドの配布を行った。
今回は、レイテ医師会所属の医師が上気道感染症のような感染症対策のために手洗い指導を行った。指導後には、手指消毒液、石鹸、タオルといった衛生用品キッドを参加者に配布した。
診察には121人の患者(大人60人、子ども61人)が訪れた。今回もまた、高血圧や上気道感染症の症状を訴えた患者は全体の半数以上いた。
被災者はこの活動にとても感謝の意を表しており、FIESTAというフィリピン人にとって大切なイベントの日にも関わらず多くの人が診察を受けようと巡回診療実施場所に足を運んだ。