東日本大震災 被災者に対する緊急支援活動 AMDA速報13 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

東日本大震災 被災者に対する緊急支援活動 AMDA速報13

広島県内の高校生がAMDAスタッフとともに、復興支援として3月24日に日本を出発しフィリピンの被災地を訪問する。

AMDAは、11月8日に発生したフィリピン台風30号で甚大な被害が出たフィリピン南部で,医師、看護師をはじめとする医療スタッフを現地に派遣し12月末まで巡回診療活動や食料・生活支援物資の配布など様々な活動を実施してきた。そして2014年1月からは復興支援とし、現在も支援活動を継続している。その復興支援の一つとして広島県教育委員と合同で、日本の高校生がフィリピンの高校生の復興のための支援を行う「同世代交流事業」に取り組んでいる。

AMDAの提案により、広島県教育委員会から、広島県内の高校に呼びかけを行い、福山誠之館高校の生徒をはじめとする多くの広島県内の高等学校、生徒がこの呼びかけに賛同。2月23日には福山駅前で街頭募金を実施し、5校29名(生徒、教員含む)が参加した。その他にも各校内での募金活動など積極的な活動を実施、3月19日時点で広島県内33校が参加をするプロジェクトとなった。

そしてこの募金活動で集まった寄付金で、文具などの支援物資を購入し、生徒の代表者が被災地を訪問し、被災地高校生へ直接手渡しするとともに、「私たちは忘れていませんよ。」というメッセージを届ける。

今回被災地を訪れるのは、広島県立福山誠之館高等学校の生徒2名と、引率の教諭1名。3月24日に、AMDAスタッフとともに、日本を出発し、マニラでの物資調達など行い、被災地・レイテ島タクロバン市を訪れる。訪問するのはタクロバン市内の高校。支援物資の贈呈のほか、自分たちの活動発表や交流なども行う。

なお、2011年3月に発生した、東日本大震災の際には、AMDA・広島県教育委員会の合同プログラムとして、広島県内の高校から1500セットの文具セット(ノート、鉛筆、ボールペンほか)が集められ、AMDAの活動地である岩手県釜石市立釜石高校、大槌高校などに寄贈された。また寄贈に際しては、2011年4月に広島県立福山誠之館高等学校、広島県立黒瀬高等学校から各2名、引率の教諭各1名、計6名がAMDAのスタッフとともに被災地を訪れ、直接、被災地の高校生へメッセージを届けた。

■出発予定
3月24日(月) 12:49 岡山発 のぞみ24号 12:30新幹線ホーム集合

■渡航者 プロフィール
楠 武之(くす たけゆき)
広島県立福山誠之館高等学校 生徒会1年 (男・16歳)
末永 千恵(すえなが ちえ)
広島県立福山誠之館高等学校 生徒会2年 (女・17歳)
高山 望(たかやま のぞむ)
広島県立福山誠之館高等学校 主幹教諭(男・51歳)
山崎 希(やまざき のぞみ)
特定非営利活動法人アムダ プロジェクトオフィサー/看護師(女・41歳)

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