フィリピン30号台風 被災者に対する緊急支援活動 AMDA速報12 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

フィリピン30号台風 被災者に対する緊急支援活動 AMDA速報12

11月8日にフィリピン南部の島々に大きな被害を発生させた台風30号(英語名:Yolanda)の被災者に対して11月10日から支援活動を実施しており、これまでにAMDA多国籍医師団やアジア相互扶助ネットワークメンバーらを含む8ヶ国27人を、被災地に派遣している。

甚大な被害が発生したレイテ島(Leyte)、サマール島(Samar)、パナイ島(Panay)、ボホール島(Bohol)、ネグロス島(Negros)などで、12月末まで緊急支援活動として、巡回診療活動や、生活支援物資提供など現地のニーズを確認しながら全12件のミッションを実施した。

第11次ミッション(12/21-24)となったレイテ島、サマール島での医療支援活動では、福山市医師会からボランティア医師、看護師がAMDA医療チームに加わり、被災したヘルスセンターを拠点に無料診療を実施。のべ584人を診察することができた。さらに、ヘルスセンターまで来られない被災者のために訪問診療も実施。妊婦健診なども実施することができた。主な症状としては、上気道炎、高血圧、関節炎、特に5歳以下の子供では皮膚疾患やウイルス性の急性胃炎なども多くみられた。












2014年1月からは、復興支援事業として支援活動を継続している。2月6日からはタクロバン市を中心に、支援活動を実施。2月8日には台湾ルーツ(台湾のNGO)との医療ミッションを実施することができた。







災害発生から3か月が経過し、瓦礫などは道路の脇に寄せられ、インフラは復旧し、基本的な物資は行きわたっている。しかしながら未だに災害の爪痕は大きく、市内の病院や学校などは被災したままの状態で、ブルーシートなどで雨除けをしながら再開してる。AMDAは今後も引き続き、被災地の状況を注視しながら支援活動を継続していく。

なお、この台風30号によるフィリピン全土での被害は死者6,201人、負傷者28,626人。 行方不明者は1,785人と報告されている。約1,607万人、約342万世帯が被災しており、家屋の被害は114万件を超えている。(フィリピン国家災害対策本部1月29日発表)

■第11次派遣者 プロフィール
岩本 智子 (いわもと ともこ):AMDA プロジェクトオフィサー
看護師(米国免許)/倉敷市在住 2/2~2/16
大政 朋子(おおまさ ともこ):AMDAプ ロジェクトオフィサー
東北事業担当/調整員/石巻市在住 2/16~21

【広島県内高校生による街頭募金のお知らせ】
フィリピン 台風30号緊急支援活動のための街頭募金を、広島県内の高校生が中心となって行います。街頭募金で集まったお金は、AMDAを通して被災地の高校生のために活用されます。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

■日時 2月23日(日) 12時~16時
■場所 福山駅南口広場
■参加予定者
広島県立福山誠之館高等学校有志、広島県立河内高等学校有志、広島県立向原高等学校有志ほか

【皆様からの募金を受け付けております】
●郵便振替:口座番号01250-2-40709
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●楽天銀行:ロック支店 店番202 普通預金7002547
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●銀行振り込み:中国銀行(銀行コード168) 奉還町支店(店番102)
普通口座2070291 口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●クレジットカード募金:
◇AMDA全日信販カード
https://amda.or.jp/content/content0001.html
◇Give One
http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10331

【お問い合わせ】
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