フィリピン・ミンダナオ島台風1号 緊急医療支援活動 AMDA速報3 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

フィリピン・ミンダナオ島台風1号 緊急医療支援活動 AMDA速報3

24日に日本を出発し、同日マニラに到着したAMDA医療チームは翌日早朝にマニラを出発し、被災地ミンダナオ島のダバオ(Davao)に到着した。現地の被災状況などを調査したところ、ダバオから車で東に約4時間のルポン町(Lupon)などの被災状況が深刻なことが分かった。安全確保の面からもフィリピン軍(AFP)の協力のもと、地元保健師などの協力を得ながら、ルポン町のマラヤグ地区(Marayag)のでの支援を決定。当地区は台風のため地区のほとんどの家が全半壊となり、7メートルの高さまで浸水したという。

25日、26日には医薬品、食料支援物資の購入、パッキングなどを行い、27日早朝にはルポン町に向けて出発した。山道を走行する途中、道路沿いのあちこちで、土砂崩れ・地滑りの跡が確認され、大きなところでは幅数百メートルにわたって土砂崩れの後が見られた。支援活動を行ったルポン町のマラヤグ地区は未だ一部では水が引いておらず、土砂崩れにより流されてきた大きな石などが転がっている状態であった。












地元の助産師の協力を得て、健康相談ブースを2か所設置。のべ303人に対し、血圧測定、血中酸素飽和濃度測定、血糖測定、聴診などを実施し、症状により準備した市販薬やビタミン剤などを提供した。主な症状としては、咳、鼻水、発熱、関節痛など。その他にも高血圧やめまいなどが見られた。残った医薬品は、地区の助産師を通じて、地区のヘルスセンターに寄贈した。

















さらに、食料支援として米、水、缶詰、インスタント麺、シーツなどを1袋にまとめて230世帯分を、被災した家族に手渡した。「これは重い!たくさんありがとう!」「シーツが入ってるなんて、そんな支援物資をもらったことがない。 本当にありがたい」など、口々に感謝の言葉を頂いた。

なお、この台風1号により死者64人、負傷者85人、行方不明者10人となっている。また244,344世帯1,148,621人が被災しており、未だ228カ所の避難所に21,062世帯102,201人が避難生活を余儀なくされている。さらに家屋の被害は2,864件にのぼっている。(フィリピン国家災害対策本部1月28日発表)

AMDA街頭募金のお知らせ
「フィリピン ミンダナオ島台風号被災者に対する緊急支援活動」および「インドネシア・スラウェシ島洪水被害に対する緊急医療支援活動」のための街頭募金を行います。

皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

■日時
1月29日(水) 11時30分~12時30分
■場所
岡山高島屋 正面玄関前あたり
■参加予定者
岡山倉敷フィリピーノサークルメンバー、AMDAボランティア、AMDA職員等

【皆様からの募金を受け付けております】
●郵便振替:口座番号01250-2-40709
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●楽天銀行:ロック支店 店番202 普通預金7002547
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●銀行振り込み:中国銀行(銀行コード168) 奉還町支店(店番102)
普通口座2070291 口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●クレジットカード募金:
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【お問い合わせ】
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〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1
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