11月8日にフィリピンに上陸した台風30号による被害の大きさが報道される中、AMDAでは第2次チームとして、調整員2名の派遣を決定した。
今回、調整員の1人として、フィリピンの被災地に向かうのは、東日本大震災の復興支援事業に、緊急時から東北で活動を続けている大政朋子調整員。宮城県石巻市雄勝町や岩手県大槌町を拠点に活動している大政調整員が、今回フィリピンに向かうに際して、「世界から多くの支援を受けた東北被災地から、支援のお返しをしたい」と東日本大震災で被災された方々から台風30号被災者の方々への励ましのメッセージとともに、活動に参加する。
現在、フィリピン・ボホール(Bohol)島で活動を行っているAMDA山崎看護師によると、ボホール島には台風30号での大きな被害は少なかったものの、現在、新たな熱帯低気圧がボホール島付近を通過しており、強風などにみまわれている。さらに、未だ余震も続いているという。さらに、台風30号の被害が最も大きかったレイテ(Leyte)島については、未だ空路陸路が寸断されており、支援物資などが十分に行きわたらない状況が続いている。自治体の機能が麻痺し、一部では暴動なども起きており、治安も悪化しているという。
第2次チームは、マニラに到着後、フィリピン空軍(AFP)、現地関係機関などと協議を行い、被災地での新たな支援活動について検討を行う。
なお、この台風30号によるフィリピン全土での被害は死者1774人、負傷者2487人、行方不明者82人。約694万人、139万世帯が被災しており、家屋の被害は4万件を超えている。また設置されている1135カ所の避難所には約31万人が避難している。(フィリピン国家災害対策本部 11月12日発表)
■出発便
11月13日16:25 岡山発のぞみ40号 新大阪(16:00 岡山駅新幹線中央改札口前 集合)
11月14日09:55 関空発 (PR407便) 20:15 フィリピン・マニラ空港着
取材を受ける大政調整員 | 岡山駅を出発する大政調整員 |
■第2次派遣者 プロフィール
大政 朋子 :AMDA プロジェクトオフィサー 東北事業担当/調整員/石巻市在住
ニティアン・ヴィーラヴァーグ(Nithian Veeravagu):AMDA 緊急救援担当課長/調整員/岡山市在住
■第1次派遣者 プロフィール
山崎 希:AMDA プロジェクトオフィサー/看護師/岡山市在住
【AMDA街頭募金のお知らせ】
フィリピン 台風30号緊急支援活動のための街頭募金を行います。
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
日時:11月15日(金) 11時30分~12時30分
場所:岡山高島屋 正面玄関前あたり
参加予定者:岡山倉敷フィリピーノサークルメンバー、AMSA学生ボランティア、AMDAボランティア、AMDA職員等
【皆様からの募金を受け付けております】
●郵便振替:口座番号01250-2-40709
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●楽天銀行:ロック支店 店番202 普通預金7002547
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●銀行振り込み:中国銀行(銀行コード168) 奉還町支店(店番102)
普通口座2070291 口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●クレジットカード募金:
◇AMDA全日信販カード
https://amda.or.jp/content/content0001.html
◇Give One
http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10331
【お問い合わせ】
AMDAボランティアセンター
〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1
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