フィリピン30号台風 被災者に対する緊急支援活動 AMDA速報2 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

フィリピン30号台風 被災者に対する緊急支援活動 AMDA速報2

11月10日に日本を出発し、マニラに到着したAMDA山崎看護師は、ルソン島マニラでの情報収集を経て11日にボホール(Bohol)島に到着した。

山崎看護師の報告によると、ボホール島は甚大な被害を出したレイテ島に隣接しているものの、この台風の通過地点から逸れていたため、甚大な被害は免れているという。しかしながら、10月15日に発生した地震のために倒壊した建物は、台風の影響による強風のためにさらに崩れ、復興を妨げている。また、地震によって家屋の倒壊し、テントでの生活行っていた被災者の方々が、台風を避けるため、倒壊の危険がある建物の中への避難を余儀なくされる場面もあった。台風通過中にも余震が続く中、不安な状況で過ごしていたという。現在は、再び多くの被災者がテント生活に戻っている。支援物資は、比較的円滑に行きわたっている様子が見られた。

地震の被害が大きかったマリボホック(Malibojoc)町を訪れた山崎看護師は、マリボホック町長から「このように厳しい中、日本から来てくれたことに本当に感謝している。これから復興に立ち上がるためには、AMDAのような友人の力が必要だ。心から感謝している。」とメッセージをいただいた。

12日以降も現地の情報収集にあたり、状況に応じて復興支援活動を検討していく。

さらに、AMDA本部では、台風30号の被害状況を鑑み第2次チームの派遣を調整している。

なお、この台風30号によるフィリピン全土での被害は死者255人、負傷者71人、行方不明者38人。約968万人、200万世帯が被災しており、家屋の被害は2万件を超えている。また設置されている1444カ所の避難所には約43万人が避難している。うち、ボホール島での被害は死者数1人、約83万人17万世帯が被災している。(フィリピン国家災害対策本部 11月11日発表)

■派遣者 プロフィール
山崎 希:AMDA プロジェクトオフィサー/看護師/岡山市在住


【AMDA街頭募金のお知らせ】
フィリピン 台風30号緊急支援活動のための街頭募金を行います。
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

日時:11月15日(金) 11時30分~12時30分
場所:岡山高島屋 正面玄関前あたり
参加予定者:岡山倉敷フィリピーノサークルメンバー、AMDAボランティア、AMDA職員等

【皆様からの募金を受け付けております】
●郵便振替:口座番号01250-2-40709
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●楽天銀行:ロック支店 店番202 普通預金7002547
口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●銀行振り込み:中国銀行(銀行コード168) 奉還町支店(店番102)
普通口座2070291 口座名「特定非営利活動法人アムダ」
●クレジットカード募金:
◇AMDA全日信販カード
https://amda.or.jp/content/content0001.html
◇Give One
http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10331

【お問い合わせ】
AMDAボランティアセンター
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