グアテマラ地震緊急支援活動 速報2 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

グアテマラ地震緊急支援活動 速報2

11月11日、ホンジュラスからグアテマラの首都・グアテマラシティに到着したAMDA派遣者2人は、翌12日から早速、グアテマラ国家災害対策調整委員会(CONRED)、在グアテマラ日本大使館、JICAグアテマラ事務所などを訪問。被災地の状況を調査した。


ホンジュラスを出発

ホンジュラスの空港で最終打ち合わせ

それによると、被災地の気温は夜間には0℃程度まで下がり、14日から15日にかけては、被災地域で大雨が降る予報が出ており、寒さ対策は重要視されており、医薬品、食料等は現時点では既に支援が行き届いているとのこと。そこで、テント14個(10人用1個、6人用4個、4人用6個、2人用3個)、寝袋50個を調達し、13日からの支援活動に備えることとした。


conredにて

購入した支援物資

13日の早朝にグアテマラシティを出発し、陸路で6,7時間程度離れたトトニカパン県(Totonicapan)を目指し、物資の提供を行う予定。


JICAグアテマラ事務所にて

グアテマラ大使館にて

11日午後4:15分には震度6.5の余震が観測されており、7日に発生した震度7.4以降、最大震度を観測した。現在もマグニチュード4程度の余震が頻発しており、今後も建物崩壊やそれに伴う人的被害などが広がるものと予想されている(米国地質調査所:USGSより)。政府はメキシコとの国境付近の8県(レタルレウ県(Retalhuleu)、ケツァルテナンゴ県(Quetzaltenango)、ソロラ県(Solola)、キチェ県(Quiche)、トトニカパン県、サン・マルコス県(San Marcos)、ウエウエテナンゴ県(Huehuetenango)及びスチテペケス県(Suchitepequez)を災害宣言の対象県としている。

現在報告されている被害状況は、死者42人、被災者 20,362人、避難者18,755人(うち避難所7,218人、避難所61か所)、損壊家屋9,414棟(JICAグアテマラ事務所より提示:11/12付http://www.prensalibre.com/による)。当初の発表より死者数が減少したのは、現地の状況が混乱していることによる誤報であった模様。

■ホンジュラスからの出発者(2名)

陰山 亮子(かげやま りょうこ):調整員、AMDA社会開発機構 ホンジュラス事業 コーディネーター
エメルソン・ロドリゲス(Emerson Anibal Rodriguez Cruz):調整員、AMDA社会開発機構ホンジュラス事業 現地スタッフ、
  2005年に実施した緊急医療支援活動にも参加経験がある

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