14日にバンコクに到着したAMDAタイ洪水緊急医療支援チームの報告が届いた。
AMDA派遣者は外務省や現地NGO、ラチャウィティ病院(バンコク)などと協力し、
現地バンコク市内で現状の視察やミーティング、物資の補給活動を行っている。
ミーティングする様子 | 飲料水などの物資が不足するバンコク市内 |
バンコク市内で物資の調達をする派遣者 | 排泄物を入れるビニール袋 |
バンコク市内でも一部の場所では浸水している。
17日は、スワンナプーム国際空港(サムットプラーカーン県バーンプリー郡、バンコ
ク中心部から32キロ東方)の周辺を視察した。
スワンナプーム国際空港の周辺では14日ごろから次第に道路が冠水し始めている。
タイのバンコク中心部から32Km東方のサムットプラーカーン県 バーンプリー郡にあるスワンナプーム(Suvarnabhumi)国際空港から10分くらいの町の様子 |
また不足しているライフジャケットは、週末に日本で手配をおこない
250着(10箱)は、関西空港を経由して遅くとも18日にはバンコクに到着する予定。
準備したライフジャケット10箱 |
18日には二次派遣者として古谷医師がバンコクに向けて出発する。
一次派遣者とバンコクで合流して、北部のナコンサワン県を目指す。
ナコンサワン県はバンコクから北へ240キロに位置する県。
同じように深刻な浸水被害が報告されているアユタヤなどは、バンコクからの交通の便がよく、比較的支援が行き届いている。
しかしアユタヤよりさらに北部にある、ナコンサワン県は交通の便も悪く、深刻な浸水被害が続いている。
現在13か所の避難所に8500人が避難を行っているが、いまだに避難所にも行けず自宅の2階に取り残されている人も多い。
AMDAは19日からナコンサワン県に移動して、同県での避難所で物資の提供や医療支援を予定している。