東日本大震災・医療チームの活動の様子13 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

東日本大震災・医療チームの活動の様子13

3月19日から宮城県南三陸町でAMDA医療チームは支援活動を行っていましたが、ちょうど一か月を過ぎ、現地の医療機関・志津川病院の再興に合わせて、直接的な医療支援から、復興支援へ切り替えを開始しました。
緊急医療支援チームのとして派遣されたスタッフが引き継ぎを終え、写真や報告書とともに本部に帰ってきました。
学校の運動会用の綱をお借りして綱引き大会を開催。子供たちをはじめ、AMDAスタッフも参加し、東京都庁のボランティアの方々にもご参加いただきました。
綱引きは男性チーム、女性チームや、AMDAスタッフチーム等で行い、運動会本番さながらの迫力と真剣さで勝負を競いました。 


みんなで綱引き

どっちが勝つかな?

みんなで勝利のポーズ

メダルと賞状を贈呈

その後、ドッジボール大会を開催。バランスよくチームを分け、全員がこの一時は競技に熱中し、大きな歓声をあげながら笑いました。
非常にドッジボールは好評で、チームを組み替えては何度も何度も対戦を繰り返しました。
最後に子供たち一人一人にメダル(AMDAスタッフが段ボールで作成)を授与し、また活躍した子供たちに表彰状と足下を照らすライト等をプレゼントしました。

寒い日には避難所の中で「CAFE DE AMDA」を実施。
コーヒーやココアなど温かい飲み物とお菓子を用意すると、香ばしい香りにたちまち行列が。 


カフェdeアムダオープン

おいしい香りに行列が!

震災後初めてココアを飲む方もいらっしゃったようで、とても好評でした。


ボランティア美容師さんによるプロジェクト

志津川小学校 医務室お別れ会

お手製の段ボールオーブンで

楽しくクッキーづくり

またAMDAスタッフが作った段ボール製のオーブンでクッキーづくりを実施。マスクと手袋をした子供たちは、思い思いの形のクッキーを作りました。
粘土細工を作るように、みんな器用にオリジナルのクッキーを作り、楽しい時間を過ごしました。

ライフラインの復旧がかなり遅れている南三陸町ですが、医療支援活動以外にもAMDAスタッフは他のボランティアや地元の方たちと協力しながら、レクリエーション活動などの開催を通じて、子供たちや避難所の方たちのストレス緩和ができればとさまざまなアイディアを出しました。
今後は直接的な支援活動ではなく、復興支援として地元医師の支援や奨学金支援など、新たな形で南三陸町への支援も継続していく予定です。