東日本大震災・緊急支援活動16 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

東日本大震災・緊急支援活動16

震災から一か月が経過し、AMDAが緊急医療支援活動を開始して、ちょうど一か月が経過する。被災地でも黙とうが行われた。今なお続く大きな余震に、ライフラインの普及が遅れ、精神的なストレスも大きい。しかしながら、学校の再開や病院の再開などに向けて、少しずつ人々は動き出している。

【 被災地からの活動報告 岩手県 】

被災地で過ごす子どもたちの笑顔を取り戻すため、AMDAの小児科医師(愛知県在住)の呼びかけに、アンパンマンミュージアムからおもちゃやぬいぐるみなどの寄贈をいただいた。アンパンマンプログラムとして、巡回診療に出向いた際に保育園、幼稚園や託児所などに寄贈し、診療以外でも子供たちとふれあう時間をつくることで、心理的な子供たちのケアを行っている。診療の中では、ストレスによる胃腸障害、上気道炎などの増加が見られる。







目薬での対応以外に、防止策を検討。粉塵や埃などで目に違和感を感じる方が多い。避難所での食生活は、偏りがちなため、栄養プログラムを計画。今後、マルチビタミンの配布などを計画している。

【 被災地からの活動報告 宮城県南三陸町 】
12日には大森地区での巡回診療を行った。イスラエル政府医療チームの仮設テントを公立志津川病院が譲り受け、病院の再建が始まっている。今後は志津川病院で診療が受けられるようになる。







南三陸町全体では、未だノロ・ウイルスが流行っている。AMDA医療チームは予防対策や衛生指導などを重点的に行い、活動を行っているエリアには徐々に効果が現れてきている。これから少しずつ気温が高くなってくるので、引き続き衛生面などには注意が必要。4月11日時点で、志津川小学校におけるノロ・ウィルス患者は5人。(約360人が避難)

上記の報告をうけて、本部からはマルチビタミン(大槌町)、粉塵用ゴーグル(大槌町、南三陸町)、ペーパータオル(南三陸町)などを手配し、現地に向けて発送した。

【 4月11日出発  第二十三次派遣者計2名】
■今井 賢治(いまい けんじ):鍼灸師、京都府在住 <岩手県大槌町>
■佐藤 佳子(さとう よしこ):看護師、山形県在住 <岩手県大槌町>

【 4月12日出発  第二十四次派遣者計2名】
■菅波 茂(すがなみ しげる):医師、岡山県在住 <岩手県大槌町>
■菅波 知子(すがなみ ともこ):医師、岡山県在住 <岩手県大槌町>

4月12日までの派遣者予定数(4月12日現在)  計131人
医師48人 看護師27人 助産師3人 准看護師2人 薬剤師3人 心理士2人 調整員(補佐、通訳含む)43人  介護2人、 鍼灸師1人

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