岩手県大槌町で活動中の派遣者から、現地の様子が届きました。
学校が始まらず、同じ顔見知り同士で遊び飽きた弓道場の子どもたちの笑顔を創りだすために、こどもたちと災害支援にきている自衛隊駐屯地の見学に行きました。
AMDA 米田恭子助産師の企画した「自衛隊駐屯地見学ツアー」
「今出来ることを今やる。子どもたちが笑顔でいることを創り出す」という思いで企画し、実現することができました。
見学したのは、北海道の千歳から来ている第7師団の災害派遣隊の給食担当班。
いつも岩手県大槌町の弓道場のごはんを炊いてもらっています。
前日は同じ第7師団のお風呂を提供してくれている部隊の野営しているテント内やお風呂沸かし装置を見学しました。
乗り物ツアーの最後はリヤカーで、さようなら 。
子どもたちは満面の笑みを浮かべていました。
自衛隊のトラックに乗ってご機嫌なこどもたち | 自衛隊乗り物ツアーはリアカーで終了! |
このほかにも、AMDA坂本医師(小児科)の働きかけて実現したあんぱんまんプログラムや、中山看護師などによるプレイルームの設置。
長引く避難所生活で、ストレスの影響を受けやすい子供たちのケアに取り組んでいます。
プレイルームの設置 | アンパンマンミュージアムから寄贈 |
幼稚園などにおもちゃの提供 | 手作りのこどもクリニック健康手帳 |
また、AMDA本部で購入した物資や、贈呈いただいた物資などについては、事務所を出発してから2日後の午前に、避難所に届きます。
現時点では、冷凍や冷蔵での物資輸送ができないため、食料品については乾物や、常温で保存ができるものに限られており、新鮮な魚や肉などの提供ができません。
岡山のAMDA本部を出発する物資 | 職員やボランティアでトラックに積み込み |
避難所に物資をリレー形式で運び込む | 物資は一人ひとりように小分けにして配布 |
避難所に集まってくる物資は、偏りがあるため、AMDAでは現地から不足しているもののリクエストを受け、購入し届けるようにしています。