インド ブッダガヤでの食事支援(実施期間:2023年1月から2月) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

インド ブッダガヤでの食事支援(実施期間:2023年1月から2月)

インド事業担当 アルチャナ ジョシ


AMDAは2009年からインド、ビハール州ブッダガヤのAMDAピースクリニック(APC)で母子保健事業を実施しています。ビハール州はインドでも最貧州として知られており、低カーストで貧しい人々がたくさん暮らしています。コロナ禍の都市封鎖などで、多くの人が失職しました。AMDA はこの約2年間、母子保健事業の患者さんやその家族を中心に食料支援を実施しました。


昨年の4月からは新型コロナウイルス感染対策の制限は緩やかになり、海外やインド国内の観光客がブッダガヤを訪れるようになりました。そのため、多くの方が仕事に復帰し、日常生活ができるようになってきています。しかし、周辺の村では、特に女性、子供、お年寄り、身体障害者の方々の生活は厳しく、まともに食事ができない状況にあります。AMDA は、貧しい方々に食事支援をすることを検討し、2023年1月から毎週火曜日のお昼に食事を提供しています。

毎週火曜日に行っている食事支援には毎回120人以上の人々が集まり、母子保健クリニックの前の長い座布団に座り、受け取った食事を食べています。3歳から7歳くらいの子ども大勢集まっていたので、食べ残しのないように子ども用の小さな紙皿で食事を提供しました。みんな美味しそうに食べていました。村人は外部の人と話をすることに慣れてないため、大変うれしいそうに一言、「おいしかった。」と、満足そうな笑顔が見られました。

 

毎回のメニューはごはん、ダール豆のスープー、ミックス野菜カレーですが、豆の種類はたくさんありますので、毎回豆を変えてスープーを作っています。また、ミックス野菜カレーの内容も季節の野菜を中心に毎回違うものを入れて作っています。

 

調理人が中心となってたくさんの食事を作ってもらっていますが、APCスタッフや関係者、ボランティアの方々の協力の下、食事の準備・調理・配布・片づけを行っています。「食事の準備や片づけで大変忙しくなりましたが、たくさんの方々が食事をおいしそうに食べて、満足そうな笑顔を見るとこちらも嬉しくなり、また、次回も頑張ろうという気持ちになりました。」と、スタッフから報告と共にメッセージが届きました。