2021日5月25日、真言宗大本山随心院・小野講傳所伝授阿闍梨でいらっしゃる安住院の生駒琢一ご住職と真言宗長泉寺の宮本龍門ご住職より、令和仁王講岡山奉修会様からのご寄付がAMDAに贈呈されました。
贈呈式後、菅波理事長は、自分が若い時、宗教に関心が深まった時期があったことを紹介し、ご住職方からは、生き方についてのお考えを伺い、毎日を新たな気持ちでスタートし、いつ死んでも精一杯生きたと思えるよう、今を一生懸命生ききることの大切さを語り合いました。
宮本ご住職から、「節分にコロナ退散の御祈祷をしており、宗教界から社会へ応援メッセージを何かの形で発信していきたい」との思いも伝えられました。今回のご寄付はAMDAの国内災害救援のために使われます。ご協力とご理解をいただきました令和仁王講岡山奉修会様に心からの感謝を申し上げます。
岡山市中区国富「安住院」住職 生駒琢一
「仏教では、ご縁(えん)を大事にします。私たち僧侶は仏になること、悟(さと)りを目指していますが、それは、全ての人が出来ることであると、仏様はおっしゃっています。その為に、ご縁ということは重要で、様々な人との繋がりがあって初めて可能なことです。皆さんで一緒に仲良くということが、仏教の基本となります。そのご縁を結んで下さるものの一つが、AMDAの活動であると信じています。」
岡山市北区南方「長泉寺」住職 宮本龍門
「仁(にん)王(のう)講(こう)とは、神仏習合の時代、仏式による天皇即位儀礼(神式では大嘗祭)として奉修されてきたほか、この法会が厄災を退け、国を護る霊験あらたかであることから、天変地異や疫病流行の際に修されてきた法会です。令和仁王講岡山奉修会は、令和という御代の安寧を願い、昨年11月19日に安住院様で同法会を奉修いたしました。真言宗徒だけでなく、天台宗様や黒住教様、さらには岡山県神社庁様からもご協讃をいただき、まさに神仏の力を合わせて令和の御大典に仁王講を実現できましたことは、岡山の仏教史、宗教史にも残ることであろうと存じます。今回、この法会のために多くの方より御心を寄せていただいた浄財の一部を、国内災害救援金としてAMDA様へ託します。」