復興グルメF-1大会への思い – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

復興グルメF-1大会への思い


11月22日、福島県沖での地震と津波警報が発令されました。
地震発生を知った瞬間、AMDA大槌健康サポートセンターの佐々木先生、Tsubomiのみんな、いつも復興グルメF-1大会でお世話になっている方々の顔が浮かびました。
幸い、すぐに避難された方や自宅待機された方などがおり、皆様何事もなく安心しました。
東日本大震災時の教訓がしっかりと根付いているのだなと思いました。

AMDAでは、被災された商店街の方同士がつながり、復興に向けての知恵を結集するために復興グルメF-1大会を、実行委員会の方とともに年2回ほど開催しております。仮設商店街の方同士がつながることのできるこの大会の素晴らしさは、言葉では言い表すことができないくらいです。
先日第13回大会が宮城県石巻市で開催されました。
ボランティアスタッフの皆様と、石巻市内や牡鹿半島、牡鹿半島にある仮設商店街などを見て回ることができました。
石巻市内から牡鹿半島までは、バスでゆっくり走り1時間ほどで到着しました。バスから、途中途中に被害を受けた道や津波によって地盤沈下し砂浜が無くなってしまったかつて海水浴場だった場所などを見ることができました。
かつて家があった場所には土台だけが残っているところもあり、津波による甚大な被害を改めて感じました。


リピーターの方、初めて参加される方、思いはたくさんあると思いますが、実際に東北に赴き、現状を見て帰ることが、何よりの経験になるのではないかと思います。
また、、東北の美味しい海鮮料理などに舌鼓を打つことができるのも、復興グルメF-1大会の醍醐味でもあります。
自分の目で、舌で、東北を見て感じていただける、いい機会だと強く思います。
次回第14回大会は、来年3月か4月開催予定です。私も今から東北の皆さまに再会できることを楽しみにしています。

成田奈美