
AMDAは2014年から、インドの最貧州と言われるビハール州ブッダガヤにあるAMDAピースクリニック(APC)を拠点に、妊産婦への支援や保健指導を通じて、安全な出産と母子の健康を支えています。
2026年7月には、APCに通うお母さんがブッダガヤにある公立病院で双子の赤ちゃんを正常分娩で出産しました。APCの患者さんが双子を正常分娩で出産したのは初めてのことで、赤ちゃんたちは現在もすくすくと成長しています。ご家族はもちろん、APCのスタッフも大変喜び、現地から写真とともに嬉しいニュースが届きました。
毎週水曜日に開催しているマタニティークラスには、妊婦さんや子連れのお母さんが20人前後集まります。今年6月は猛暑が続き、やむを得ず休止する日もありました。参加者からは「このクラスでは、妊娠中や子育てに必要な知識が得られるだけでなく、お母さん同士の繋がりができ、情報交換の場にもなっています。スタッフも親身になって話を聞いてくれるので、私は一人ではないと思えます。毎週水曜日にAPCに来るのを楽しみにしています。」といった声も聞かれます。


さらに、地元の産婦人科医による妊産婦健診を毎月第2・第4木曜日に実施しており、各回40人弱が受診しています。健診では、問診、体重測定、血圧測定に続き、医師による聴診と触診を行います。その場で、血液検査を受けたり、必要な薬やサプリメントを受け取ったりすることもできます。ただし、超音波検査が必要と判断された場合は、別の医療施設で検査を受ける必要があり、後日、本人からAPCに検査結果を報告してもらっています。また、グンゼ様からご提供いただいている女性用のショーツも、肌トラブルが減ったと、お母さんたちに大変喜ばれています。こうした日常生活に身近な物資の支援も、お母さんたちを支える活動の一つとなっています。


こうしたマタニティークラスや妊産婦健診、物品の提供、スタッフによる戸別訪問、日々の困りごとの相談などを通じて、APCのスタッフとお母さんたちの間には厚い信頼関係が築かれています。「いつも見守ってくれる人がいるから孤独にならない」「体調のこと、家族のこと、経済的なことなど、困った時に相談できる」「妊娠中に体調が急変した時には、夜間にも関わらず対応してくれた」など、お母さんたちから多くの声がAMDAに寄せられています。


APCは、ブッダガヤで暮らすお母さんたちが安心して妊娠中から産後までの時期を過ごせるよう、これからも活動を続けていきます。
今回の報告期間(2026年3月~9月)における利用者推移
妊産婦健診とマタニティークラス(健康教育・栄養プログラム)の利用者推移はグラフをご参照ください。
- 妊産婦健診

- マタニティークラス
