祖母井 利昭

2026年6月8日、フィリピン・ミンダナオ島南部でマグニチュード7.8の地震が発生しました。AMDAは発災直後から現地関係者との連絡を開始し、支援計画を固め、17日に日本から調整員2名(岡山倉敷フィリピーノサークルより1名)を派遣しました。
現地では、地元のロータリークラブや自治体などと連携し、被災地域の状況やニーズを確認しながら支援を実施しました。また、活動期間を通じて、地元の学生で構成されるローターアクトクラブのメンバーにも継続して活動を支えていただき、彼らとともに活動できたことは、とても印象深い思い出となりました。震源地に最も近いグラン町では2地区の計300世帯に米や缶詰などの食料を配布し、ジェネラルサントス市サンホセ地区では245世帯に衛生用品を届けました。また95世帯には仮設テントの補強に使用する防水シートも配布しました。活動最終日には、町長との面談の際に要望を受けた復旧用資材としてセメント100袋をグラン町へ再び届けることができました。

今回、短期間の活動であっても、現地の協力団体と連携することで、「支援すべき場所に、すべきタイミングで、必要とされているものを届ける」ことができたことが大きな成果だと感じました。
AMDAは、現地の人々が主体となって支援を継続するローカルイニシアチブを重視しています。今回も現地団体の活動開始を後押しし、その後は現地団体主導で他国のNGOや民間企業とも協力しながら支援活動を広げていきました。緊急支援において、現地の力を生かし、次の支援へつないでいくことの重要性を改めて実感しました。