救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ルワンダ学校保健プロジェクト活動報告

AMDAは、2015年から特定非営利活動法人ルワンダの教育を考える会とともに、ルワンダで学校保健事業に取り組んでいます。

2026年9月、本事業のアドバイザーである岡山大学の頼藤貴志教授とAMDA職員がルワンダを訪問しました。

今回の訪問の目的は、現地で行われている学校健診をはじめとする活動の状況を確認するとともに、現地の医療関係者や行政関係者と、今後の事業の方向性について意見交換を行うことです。

滞在中には、キビリジGS(学校)で実施された学校健診を視察したほか、ルワンダ保健省を訪問。また、これまで活動をともに進めてきた現地関係者と、学校健診を継続して実施していくための体制や今後の展開について話し合いました。

キビリジGSでの学校健診

ルワンダ南部州のギサガラにあるキビリジGSで小学1年生の児童204名を対象に学校健診を実施しました。
今回の健診では、健診結果を今後の健康管理や活動に活用していくため、日本から持参した新しい健診フォーマットを試験的に導入しました。
健診には、ルワンダ人医師3名、歯科医師1名、看護師3名に加え、頼藤教授も参加。現地の医療者とともに、子どもたち一人ひとりの健康状態を確認しました。
健診では、治療や経過観察が必要な児童も多く確認されました。健診を実施するだけでなく、健診結果をどのように管理し、必要な医療やフォローアップにつなげていくかが、今後の重要な課題となります。

関係機関との面談

現地協力団体であるルワンダの教育を考える会のメンバーとともに、関係機関を訪問しました。

  • ルワンダ保健省

面談では、現在行っている事業を紹介するとともに、頼藤教授から、日本における学校健診の歴史やその変遷、学校健診によって期待される効果について説明が行われました。
保健省の職員からは学校健診への関心が示される一方、ルワンダの学校保健を取り巻く現状や課題についても共有がありました。今後の学校健診のあり方を考えていくうえで、行政側の視点や課題を知る貴重な機会となりました。

  • 在ルワンダ日本国大使館

駐ルワンダ日本大使に、AMDAがこれまで取り組んできた学校保健活動について報告しました。
これまでの学校健診の取り組みや今回の訪問内容、現地での活動状況などを紹介し、ルワンダの子どもたちの健康を支えるために現地の関係者と進めてきた活動についてお伝えしました。

今後の学校健診に向けて

学校健診や保健省との面談を踏まえ、現地の医療関係者や事業関係者と、今後の活動について意見交換を行いました。
これまでに実施した健診結果の集計・分析、健診で異常が指摘された児童を必要な医療につなげるためのフォローアップ体制、今後の学校健診の進め方などについて協議しました。

これまでの活動を振り返って

今回の滞在では、このほかにもウムチョムイーザ小学校を視察したほか、2019年に頼藤教授が学校健診を行ったミヨベを訪問しました。
当時健診を受けた子どもたちが成長した姿を見ることができ、これまで日本とルワンダで積み重ねてきた活動の歩みを改めて感じる機会となりました。

今回の訪問で確認した課題や現地関係者との意見交換を今後の活動に活かしながら、子どもたちが健康に学べる環境づくりに向け、これからも取り組みを続けていきます。

※本事業は2025年度一般社団法人アフリカ協会服部禮次郎基金の助成を受けて実施しています。また、今回のルワンダ訪問にあたっては、クラウドファンディング「READYFOR」を通じて、皆さまからお寄せいただいたご支援を活用させていただきました。
皆さまの温かいご支援に、改めて心より御礼を申し上げます。
引続きこちらの活動については、「Yahoo募金!」にてご支援を受け付けています。