救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

熊本地震から10年(2026/7発行ジャーナル夏号)

西村博則町長(写真中央)

難波 妙

 2016年4月に発生した熊本地震の際、AMDAは震源地である熊本県益城町にて緊急医療支援活動を行いました。AMDAの救援チームは、4月14日に起きた一度目の地震の直後より、町立広安小学校を拠点に活動を開始。その後、16日の本震に見舞われながらも、1ヶ月間、同校にて医療支援を行いました。

 これと並行して、AMDAは、町内の避難所が閉鎖される10月まで、益城町総合運動公園(町民グラウンド)において、災害鍼灸支援を実施しました。翌年の7月には“支える人を支える”プロジェクトとして、同じく町役場の職員の方々を対象とした鍼灸支援活動を8ヶ月間にわたって行いました。

 去る1月31日、震災から10年の振り返りの意味も含め、益城町主催の総合防災訓練が開催されました。AMDAは、当時の活動を紹介するパネルや動画を展示。会場では、当時救護所を利用した子どもたちや、支援に携わったボランティアの皆様、医療関係者の方々との再会がありました。「やっと、ここまで来れました」という西村博則町長の一言に、復興への長く厳しい道のりや、町民の努力、支え合いの積み重ねが凝縮されているように感じました。