世界平和に貢献を シンガポール医大生が研修(2018/07発行ジャーナル夏号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

世界平和に貢献を シンガポール医大生が研修(2018/07発行ジャーナル夏号)

ネパール担当 アルチャナ ジョシ

 


AMDAは次世代の育成に力を入れるために「TAPP」を開始しました。TAPPは、トリプル Aパートナーシップ・プログラムの略で、AMDA、 AMSA(アジア医学生連絡協議会)、 AMSA Alumni (卒業生部会)の三者が協力して活動を行っています。その一環として、今回は2018年5月14日から6月13日まで、シンガポール国立大学医学生9人がネパール・トリブバン大学教育病院 (TUTH) とAMDA ダマック病院で研修プログラムを受講しました。

医学生たちは最新の医療機器が整っているシンガポール国内で医療に関わっており、ネパールの保健医療システムや医療機器の違いに少し驚いた様子。しかし、「医療従事者として患者に対する思いやりや関わり方、そして患者さんの早期回復を願う気持ちは国境を越えて変わらないと共感した」と述べていました。

TAPPはAMSAのメンバーである医学生を対象とし、医療を通じて世界平和に貢献できる人材の育成を目指しています。なかでもシンガポール国立大学は優秀な人材を育成する教育機関として知られています。恵まれた環境の中で生活してきた彼らにとって、設備や医療システムが整っていない中で医療サービスの在り方について、多くのことを学んだのではないかと思います。この研修プログラムでの知識や経験を活かし、将来、世界平和に貢献できる活動をされることを期待しています。