台風被害のフィリピンで緊急支援(2018/01発行ジャーナル冬号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

台風被害のフィリピンで緊急支援(2018/01発行ジャーナル冬号)


支援物資を配布するAMDA調整員たち

クリスマス前の12月16日に台風26号、同月22日に27号が相次いでフィリピンに上陸し、甚大な被害をもたらしました。AMDA本部は職員ら3人を相次いで現地に緊急派遣、両被災者に対する緊急支援活動を行いました。

両台風により土砂崩れや洪水被害などが発生し、211人の死者が出ました。265万人以上が被災し、約122万人が避難をする事態となりました(12月31日フィリピン政府発表)。

AMDAは19日、マレーシアに滞在中のAMDA山崎希看護師を派遣し、現地協力者と最新情報に基づき支援内容を協議。22日には三宅孝士理学療法士(赤磐市役所からAMDAに出向中)、大山マージョリー調整員(総社市外国語指導助手/岡山倉敷フィリピーノサークル代表)の2人が現地へ向け出発し、台風26号で被害を受けた中部ビリラン島及び台風27号が上陸した南部ミンダナオ島での被災者にコメや水等の食糧を合計17カ所1,511世帯に配布しました。

活動を終え帰国したフィリピン人の大山調整員は「両台風ともに、政府による3日分の食糧支援が終わるころにAMDAの食糧支援物資が被災者に届き、とても喜んでもらえて本当に良かったです。ご支援いただきありがとうございました。」と母国への支援に対する感謝を述べられました。