福島県沖地震緊急支援活動(2017年1月発行ジャーナル冬号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

福島県沖地震緊急支援活動(2017年1月発行ジャーナル冬号)


南相馬市立総合病院にて

11月22日午前5時59分、福島県沖を震源とするM7.4の地震が発生。福島県で震度5弱を観測したのを受け、AMDAはチームの派遣を決定。同日福島県に入りました。

元AMDA職員の伴場さんが立ち上げた一般社団法人Bridge for Fukushima(BFF)の事務所を訪問。BFFが問い合わせた沿岸部団体の情報でも人的被害はないようでした。南相馬市では南相馬市立総合病院の神戸医師にお会いしましたが、大きな被害や混乱はないようでした。また、復興グルメF-1大会でお世話になっている南相馬かしま福幸商店街の高橋さんに伺ったところ、南相馬市では避難所が6カ所開設され約420人が避難。昼には市が炊き出しを行ったそうです。避難勧告が解除され、夜には避難者全員が帰宅したそうです。

情報収集の結果、第2次派遣の必要性はないと判断しました。

福島を離れる前に、復興グルメF-1大会関係者にお会いしました。沿岸部の住民は災害への意識が高く、地震発生後すぐに避難し被害はなかったとのことでした。皆様から「遠いところからありがとう」と労いの言葉をいただきました。

■派遣者
山河 城春 看護師、保健師/AMDA ERネットワーク登録メンバー
難波比加理 調整員/AMDA本部職員
松永健太郎 調整員/AMDA本部職員