AMDA大槌健康サポートセンターは、東日本大震災発災年の12月、岩手県大槌町に開設されました。

「町民のこころとからだの健康をサポートするふれあいスペース」として鍼灸治療と震災後のコミュニティ形成の2つを柱に、子育て支援、食生活改善、運動促進の3つの分野において事業を展開しています。スタッフ全員が地元大槌出身・在住の女性。今年、開設から4周年を迎えます。地元の伝統芸術や食文化を、次世代に伝えようという方々も協力してくださっています。さらに、子育て世代のスタッフが企画・運営する講座やサロンには、今日も地元で子育てに奮闘するママさんたちが集まり、確実に世代を越えた地域コミュニティの輪が広がっています。

AMDA大槌健康サポートセンター
メール  kensapo@amda.or.jp
フェイスブック http://www.facebook.com//Amdaotsuchi/

鍼灸治療支援活動

避難時からニーズの高かった鍼灸治療を、復興支援事業の一つとして位置づけ、震災直後から地元の鍼灸師とともに、鍼灸治療活動を実施してきました。

大槌町内の仮設住宅で暮らす独居の方や、内陸地域へ転居された寝たきりの元町民の方など、通院が難しい高齢の方を訪問診療しています。

ママスマイルひろば

月1回、公民館などの外部施設の一室を「キッズスペース」として開放。母親と子どもがふれあえる「居場所」となっています。

ママスマイル講座

子育て中の母親が、お菓子作りやネイルアート、手芸など様々なジャンルの講座を気軽に子ども連れで参加できます。大きな特徴は講師も母親ということ。受講中も子どもの様子を見ながら参加できると人気です。

大槌まんまるサロン（共催：まんまるママいわて）

岩手県内の助産師さんを中心とするグループと一緒に運営するサロンで、乳幼児を持つ母親や妊婦さん同士の交流の場となっています。助産師さんに育児の悩みを気軽に相談できるほか、ママさんの手作りスイーツや、資格を持つ助産師さんによるアロママッサージなどもあり、リラックスできるひとときを提供しています。

天然酵母パン教室

AMDA大槌健康サポートセンターが、2012年10月から開講した「フライパンでできる天然酵母パン作り養成講座」が発展したものです。現在は基本編（フライパンでできるパン教室）と、応用編（オーブンを使ったパンプレート教室）を実施、おしゃれだけど、自宅でも気軽に作れると受講者に好評です。外部団体からの講師要請依頼も受けており、近隣地域でも天然酵母パン教室が広まっています。

女性のためのヨガスクール

月1〜2回実施。専門講師を招き、心身のリラックスを図ります。講師がセレクトしたスムージーとヨガを組み合わせることで、更なるデトックス、リフレッシュ効果を高めるといいます。

チャレンジショップ

得意分野を活かし、商品販売を目指す方への自立支援として、センター内での販売スペースや委託販売、出張販売の機会を提供しています。

大槌ドンパン体操

仮設住宅で暮らす方々を対象に、今年5月よりスタートした講座です。無理なく楽しめるリズム体操と、お茶菓子でおしゃべりを楽しむ「お茶っ子の時間」を通して運動不足の改善やストレス解消、仮設住宅内のコミュニティ構築につなげています。

◆東日本大震災支援活動の軌跡◆（2015年6月〜11月）

7/17〜7/20	F-1グルメボランティアバスツアー（岡山発着 宮城県気仙沼市）
7/19	第10回復興グルメF-1大会開催（宮城県気仙沼市）
8/21〜8/25	岡山経済同友会 学生ボランティア受け入れ（岩手県大槌町）
9/12〜9/16	岡山県立大学学生ボランティア受け入れ （宮城県南三陸町・気仙沼市、岩手県大槌町）
11/2	おかやまコープ 研修受け入れ（大槌町・大槌健康サポートセンター）
11/13〜11/16	F-1グルメボランティアバスツアー（岡山発着 宮城県南三陸町）
11/15	第11回復興グルメF-1大会開催（宮城県南三陸町）
11/18	〜風評被害からの復興〜南相馬産米「天のつぶ」購入支援