岡山からの東北復興支援ボランティアバス 第5弾運行(2015/1発行ジャーナル冬号) – AMDA(アムダ)
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岡山からの東北復興支援ボランティアバス 第5弾運行(2015/1発行ジャーナル冬号)

岡山からの東北復興支援ボランティアバス 第5弾運行

多くの方に、東日本の被災地に気軽に足を運んでいただき、被災地の現状を知っていただくため、また岡山から東北への支援メッセージを届ける意味も込めて、2013年10月から「復興グルメF-1大会」の開催に合わせて、岡山から開催地へボランティアバスを運行しており、これまでに南三陸町(宮城県)、南相馬市(福島県)、七が浜町(宮城県)、陸前高田市(岩手県)に向けて運行しました。

10月31日の午後8時に岡山を出発した一行は、車中泊を経て11月1日、福島県相馬市に到着しました。今回は中高生から60代の方まで、参加年齢層も幅広く、現地合流の方も含めると、38名が参加しました。

到着後は、相馬市原釜地区の区長さんのお話を昼食時にお聞きし、その後バスで被災地の見学。地元の方々の案内により実際に津波が到達した地域の見学のほか、現在の漁業の現状や、農業の現状など若い方が風評被害の払しょくに取り組む姿を拝見することができました。見学後には,AMDAのスタッフと、復興グルメF-1運営事務局員による研修会を実施し、F-1大会の意義などを再認識しました。

この後、翌日の大会の準備を行い、夕食はボランティアの方々のほか、地元の方、またF-1大会参加者など多くの方を交えての交流会となりました。

大会当日は、参加者たちは、各ブースの手伝いをし、チームの一員として大きな声で呼び込みを行ったり、笑顔でグルメを手渡したりとあっという間に終了の時間となりました。

達成感に満たされた顔で、バスに乗り込んだ参加者の方からは「初めてのボランティアで緊張したけど、本当に楽しかった!」「自分もチームの一員として扱って下さり、被災地がすごく身近に感じられた」「風評被害の深刻さを感じる場面もあったが、若い方が前を向いて頑張っておられる姿に自分も、頑張らなくてはと思った」などの感想があげられました。