AMDAフードプログラム(2014/6発行ダイジェストNo.42掲載) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDAフードプログラム(2014/6発行ダイジェストNo.42掲載)

AMDAフードプログラム

AMDA野土路農場 田植えとアヒルの進水式を実施


新庄村保育園児とともにアヒルの進水式

「食は命の源」をコンセプトにアジアに有機農業を啓蒙・普及することを目的とするプログラムとして、2011年から岡山県真庭郡新庄村に有機農業実践圃場として「AMDA野土路(のとろ)農場」を構え、アヒルをつかった有機農業を実践しています。
6月2日には地元新庄村の「田植え歌」に合わせて、手で田植えをするセレモニーを実施。また同日には、新庄村保育園児の歓声とともに、アヒルが水田に放たれました。秋の収穫に向けて、専任スタッフが中心となって今年も良いお米を作っていきます。

フィリピンからの農業研修生来日 有機農業研修がスタート


研修生2名とともに。写真中央左から
タンバロ氏、笹野村長、マルティリツ氏

AMDAと新庄村が合同で進める「有機農業技術移転プログラム(※)」として2014年度の研修生がフィリピンルソン島から2名、6月1日に来日しました。研修生2名は、いずれも、フィリピンで有機農業に携わる農場のリーダーで、タンバロ氏とマルティレツ氏。「日本の先進的な有機農業の方法をたくさん身につけて、母国で多くの人に伝えていきたい。また自分たちがこれまでやってきた有機農業の技術を、日本の人にも伝えていきたい。より良い研修にしていきたい。」と意欲的な姿勢を見せてくれています。
研修期間は11月の中旬まで。期間中はAMDA野土路農場での研修のほか、新庄村内外で様々な研修や交流の機会を予定しています。
※)有機農業技術移転プログラム

アジアの国への技術移転を目的として取り組んでいるプログラム。海外からの有機農業研修生を半年間、新庄村AMDA野土路農場で受け入れを行い、有機農業の技術を指導。研修生の帰国後は、AMDAと新庄村から技術指導者が現地を訪れ、フォローアップを兼ねた指導を行う。2013年からスタートし、インドネシアスラウェシ島マリノ村から研修生2名を招へいし研修を実施した。

インドネシアスラウェシ島マリノ村有機農業への取り組みを実践中


研修生のレポートから 田植え後の様子

2013年度研修生として、インドネシアスラウェシ島マリノ村から研修生2名が来日しました。6か月間の日本国内での研修の後、現在は研修生と地元の協力者が中心となって、マリノ村で有機農業をスタートしています。2014年2月にAMDAと新庄村の専門家が技術指導のためマリノ村を訪問。現在は、インドネシアからメールで、農作物の生育状況などが写真とレポートで届き、AMDA、アジア有機農業連携推進協議会(新庄村)が合同で、アドバイスなどを送るなどして、モニタリングを継続しています。